秋になると小魚だけではなく、その小魚を追ってハマチやサワラなどの青物も接岸します。そんな魚を狙う釣りが「ノマセ釣り(泳がせ釣り)」!
釣り方は簡単で、サビキなどで釣れた小魚に針を付けて泳がせ、それをフィッシュイーターが捕食するのを待つだけ。
なのですが、ここで関門になるのが「生きエサの付け方」。
鼻掛け、背掛け、口掛け(アゴ刺し)の大きく3つがあるので、それぞれのメリット、デメリットを解説していこうと思います!
鼻掛けのメリット・デメリット

▲鼻に針を刺し、反対側の鼻まで針を刺して針先を出す
鼻掛けのメリットは、エサの動きを妨げず、弱りにくいこと!
長く元気に泳いでくれるので、その分ヒットチャンスも長くなります。また、頭から捕食される状況(青物が多い状況など)は、針がエサの先端近くにあるため、タターゲットの口に針が入りやすく、フッキングしやすいのもメリットです。
逆にデメリットは、身切れが多いこと。そのため遠投には不向きです。
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背掛けのメリット・デメリット

▲背ビレの前あたりに針を刺して、反対側に針先を出す
背掛けのメリットは、エサ持ちがよいこと(身切れしづらいこと)!
そのため遠投した先の沖のターゲットを狙いやすく、広く探ることができます。
逆にデメリットは、動きが制限されるため弱りやすく、フッキングポイントが遠くなること。
つまり、鼻掛けと背掛けは正反対のメリットとデメリットを持っていることになります。
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▲両アゴ刺し:下アゴと上アゴを両方抜き刺して、上アゴに針先を出す

▲上アゴ刺し:上アゴの口の中から針を刺し、上に針先を出す
アゴ刺しのメリットは、カタクチイワシなど、小さく繊細なエサに対応していること!
10cm前後の小魚は鼻が小さくすぐ身切れしてしまいますし、背掛けにすると一気に弱ってしまいます。そのため、アゴ刺しがメインのエサ付け法になってくるでしょう。
デメリットは、15cm以上のアジやサバをエサとして使うのであれば、鼻掛けや背掛けの方が適していること。。
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アジやサバの場合はタオルを使用した方がよいですが、イワシの場合はタオルを使用するとウロコが取れて弱るため、水の中で素手でエサを付けるのがオススメです。
※動画では分かりやすくするため、素手で取り付けを行っています。