【釣果34ハイ、最大900g!】秋の鳥取沖ティップランが絶好調。デイ&ナイトで良型アオリイカが連発!

寄稿:T.K Craft 小林誠和

10月11日(土)、2週連続で鳥取県東部の夏泊港、勝運丸にお世話になり、ティップラン釣行へ行ってきました。

15時に出船し、21時に沖上がりとなるデイとナイト半々の釣行で、日没前後のアオリイカが1番活性の高い時間帯を攻めることができます。デイゲームとナイトゲーム、どちらもドテラ流しでティップランをしていきます。

【実釣レポート】デイゲームはシケ後ながら好調な滑り出し

今回は凪のため、船を40分程走らせてプレッシャーの低いエリアへ向かい、ティップランスタートです。シケ明けでアオリイカの活性がどうなっているか、ワクワクしながら1投目を投入。風は南東の弱い風で、潮は少し速く、エギが斜め横に流される状態です。

エギに30gシンカーをセットして攻めていきます。すると直ぐに、船中で2〜3バイがヒットします。その中には900gの良型も!

少しして私のロッドにも、ティップを「トンッ」と叩くようなアタリがあり、アワセるが乗らず、3回目でやっとフッキング。小型ですが1パイ目がヒットしました。シケの影響もないようで一安心です。

この時のアクションは、ワンピッチで6回シャクって素早くステイさせ、10秒ぐらい待ったところでアタリがありました。活性が低いのか、アタリがあるまでに時間が掛かりました。

その後も連チャンはないですが、500g前後をメインにポツポツと釣れていきます。

夕まずめの時合で良型連発!

そして、夕まずめになると活性が上がり、シャクってステイした直後のアタリが増えてきます。よいポイントに入ると、船中で何人もヒットしたり連チャンもあり、500〜600gの良型も多数釣れています。

この時も、6回シャクって10秒ステイのアクションで攻めていきました。

すると、ステイ直後に「コンッ」と鋭いアタリがありアワセるが乗らず、誘い直そうとフォールさせると、直ぐにラインが止まり落ちていきません。すかさずアワセを入れるとズシッとした重量感が伝わり、グイグイ引き込む引きを楽しみながら上げると、800g超えの良型でした。

▲筆者(左)と同船者のダブルヒットも

このアワセた時の重量感と独特の引きが、ヤミつきになります。

パターンを掴んだナイトゲーム

その後、暗くなりナイトゲームになりますが、同様の誘いで攻めていきます。ナイトゲームになってからも調子よく釣れていましたが、19時を過ぎた頃からアタリが減り、アクションを変えたりエギをローテーションしたりと試行錯誤していきます。

シンカーを40gに変えてキャストし、ワンピッチで8回シャクってから5〜10秒カーブフォールさせるパターンがハマり、カーブフォール中に「モゾモゾ」や「コンコン」といったアタリが出始めてポツポツ釣れました。デイゲームよりはペースダウンした感じで、カーブフォールの釣りでは、アタリが小さめでした。

そんな中、2回目のカーブフォールで「モゾモゾ」というアタリをアワセると、ズシッとした重量感が伝わり、グイグイ引き込む800gをヒット。

▲良型を上げた筆者

その後は、納竿までポツポツと釣れました。

今回は先週よりも全体的にサイズアップしており、数も釣れてアオリイカは34ハイと大満足の釣行となりました。

釣果を伸ばすためのヒント

釣れない時に色々と試行錯誤して試していくと、自分の引き出しが増えますし、釣れる時に更に釣果を伸ばすことができるようになると思います。色々と試して、自分のパターンを見つけてみてください、見つけた時の満足感も釣りの醍醐味だと思います。

私は、シャクリの回数を変えて攻めるタナを変えたり、シャクリの強弱を変えたり、ステイの時間を変えたり、シンカーの調整でエギの流れ方を変えたりと、色々と試すようにしています。カラーローテーションよりも、これが重要に思います。

当日のセッティングとアクション

【エギのセッティング】

エギの流され具合を見ながら、シンカーの重さを調整していきます。

私の場合は、最初のシャクリ後にライン角度が30〜45度になるようにしています。今回は、3.5号30gのティップラン用のエギに、30gのシンカーをセットしました。

着底が分かり辛い時は、シンカーを重くしていきます。後半は、3.5号30gのティップラン用のエギに40gのシンカーをセットして、カーブフォールで攻めていました。

【アクション】

ワンピッチで5〜8回シャクって10秒ステイし、アタリがなければ、また底を取り直します。

またワンピッチで5〜8回シャクって10秒ステイ、これを3〜4回繰り返してダメなら投入し直して攻めていきます。シャクリ終わった後は、直ぐにステイの動作に入り、エギを完全に止めることが重要です。

【アタリの取り方】

活性が低い時や、船の流される速度が緩い時は、小さいアタリが多いように思います。この時はティップに集中です。

そしてアタリが出たら即アワセです。居食いをしていて分からないものも多いと思います。

船が流れている時や活性が高い時は、アタリも大きく分かりやすいです。大きなアタリが出るが乗らないことも多いです。ついつい「あっ、あっ」と声が出てしまいます。これもティップランの魅力だと思います。

使用タックル

ロッド: ティップラン用のスピニングロッド
リール: スピニングリール3000番
仕掛け: PE 0.6号、リーダーはフロロ4号を1m

まとめ

最近の釣果は、いつも竿頭で30パイ前後は釣れているようです。中には1kgを超えるサイズも釣れています。サイズも型も両方狙える今がチャンスです。500g前後の良型も多数釣れています。

▲当日の筆者の釣果

また、ティップランが初めての方も20パイ前後の釣果を上げていました。もちろん、その方はティップラン中毒になって帰られました。

この釣りはハマること間違いなしですので、是非、皆さんもティップランに挑戦してみてください。

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