その魚臭さ、犯人はキッチンじゃなく「あなた自身」かも。釣り人が見落とす体の悲鳴

昨日の記事では、キッチンに残る魚臭さの正体と、その撃退マニュアルをご紹介しました。

釣った魚を臭いを気にせず楽しむ!キッチンに残る「しつこい臭い」の撃退法

調理後の後片付けも、手に付いた臭いのケアも万全。これで悩みは解決したはず…。

それなのに、なぜかふとした瞬間に感じる、あの独特の香り。魚を持ち帰っていない日でさえも…。 そのミステリー、もしかすると、その臭いの発生源は「家」や「服」ではなく、「あなた自身」なのかもしれないという話。

もう1人の容疑者、それは「自分」かも

※イメージ

冗談のように聞こえるかもしれませんが、これは決して突飛な話ではないそう。私たちの体は、コンディションによって時として魚のような臭いを発することがあるのです。

その体臭、魚の香りがしませんか?

主な原因として考えられるのが、「疲労」だそう。

徹夜での釣行、長距離の運転、厳しい自然環境での集中…。釣りは想像以上に体力を消耗します。体が疲労すると、代謝の過程で発生するアンモニアなどの疲労物質が分解しきれず、汗や皮脂と混ざって体外へ放出されます。

この「疲労臭」が、人によっては魚の腐敗臭に似た臭いと感じられることがあるのだそうです。

また、ごく稀なケースですが、「魚臭症候群(トリメチルアミン尿症)」という、体質的に魚の臭い成分「トリメチルアミン」を分解しにくい症状も存在します。

もちろん、ほとんどの場合は一時的なもの。連日の釣行や暴飲暴食が重なり、あなたの体が「少し休んでくれ!」とサインを送っているのかもしれません。

最高の釣りのために!釣り人のコンディション管理術

もし心当たりがあるのなら、生活習慣を見直すいい機会です。最高のパフォーマンスで釣りを楽しむためにも、自身のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

「腸内環境」を整える: 体臭は腸内環境と密接に関係しています。善玉菌を増やす発酵食品(ヨーグルト、納豆など)や、老廃物の排出を助ける食物繊維(野菜、きのこ類)を積極的に摂取しましょう。
「抗酸化」で体を守る: 疲労による体の酸化を防ぐため、ビタミンCやポリフェノールが豊富な緑黄色野菜や果物を意識して摂ることが大切です。
「質の良い休息」を確保する: 何よりも重要なのが休息です。釣行前は十分な睡眠をとり、釣りの後も体をしっかりと休ませる時間を作りましょう。心身をリフレッシュさせることが、不快な臭いを断つ1番の近道です。

最高の釣りは、最高の日常から

釣りの魅力は、魚との駆け引きや自然との一体感だけではありません。釣った魚を美味しくいただき、その余韻に浸り、そしてまた万全のコンディションで次の釣りに臨むまでが、1つのパッケージです。

キッチンの後片付けというミッションをスマートにこなし、自身のコンディションにも気を配る。それこそが、釣りを末永く楽しむための秘訣なのかもしれません。さあ、心身ともにスッキリさせて、次の釣行へ出かけましょう!

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