暑さ寒さも彼岸までと言いますが、彼岸を過ぎてなお、蒸し暑い日が続いていますね。

海中も未だ夏の様相を残しつつ、ようやく秋めいて来たかな…という印象です。

今年は全国的に絶好調だったマイカ（ケンサキイカ）。

若狭湾も例外でなく、よい日は本当にボコボコに釣ることができました。 そんな好シーズンも、ようやくひと区切りを迎えようとしています。

私は先月の記事以降も毎週マイカメタル釣行を繰り返し、状況把握につとめておりました。

今回は、そんな9月の釣行をまるっとお届けします。

9月上旬　小浜沖

小浜新港の幸洋丸にお世話になりました。

当日のポイントの水深は73m、アンカーを落としての釣りでした。

潮は速くないものの、ヒットダナが50m付近と少し深めだったので、メタルスッテは20号をチョイスしました。

開始1投目からマイカがヒット！　 ここから1時間は怒涛の入れ乗りです！

まるで シーズン最盛期のような、ボコボコな釣れ具合でした。

釣りを開始して2時間が経過した頃からはアタリが減りだし、終盤はほぼアタリなし。

何故アタリが減ったのか？

原因はよく分かりませんが、魚探の反応を見た感じ、イカを捕食するような魚たちが船の灯りに群がってしまったようでした。

まだこの時、若狭湾にイカの群れは残っていたと思います。

9月中旬　小浜沖

毎度お馴染み、西津港の幸翔丸にお世話になりました。

ポイントの水深は75m。 潮も緩く、アンカーを落としての釣りでした。

この日は開始から1時間経っても、船中の誰にもヒットしません。

船長もダメだと判断して、水深62mの少々浅いポイントへ移動。

しかし、ここでもケンサキイカは釣れず、目の前に浮いているのはアオリイカ。

そこでスピニングタックルのオモリグロッドに、ドロッパー用で持っていた2、3号のエギを装着！

陸からのエギングのように、投げてシャクってやると、簡単に釣れます！

その後も、多数のアオリイカをゲット！

ふと我に返って船中を見渡すと…あれれ、マイカは…数ハイ程度…。

どうやらマイカの群れは若狭湾から、かなり抜けてしまったようでした。

9月下旬　美浜沖

美浜町の米春丸にお世話になりました。

ポイントは、水深95mの深場。季節の変化とともに、深い所へ移動したであろう、マイカを追いかける作戦です。

しかし、ポツリポツリと底付近で釣れてくるのはスルメイカ。

そしてこの日は、釣れたスルメイカをエサにして、イカダイをやってみることに。マイカメタルハイシーズンの際、私にヒットしたマイカを掻っ攫って行ったマダイたちにリベンジです。

見事、リベンジは成功し、マダイは好調に複数尾キャッチできました！

一方でマイカは？　と言うと、私が最後の最後に釣り上げた1パイが船中唯一の釣果でした。

完全にマイカシーズンは終了と思わざるを得ませんでした。

ここ最近、台風や秋雨前線による突然の大雨により、水潮気味になってしまうことも多々あります。 一時的にマイカの群れが抜け、今後再び戻って来る可能性を信じたいところではありますが、正直現実は厳しいかもしれません。

年末、数年ぶりのメタボマイカが釣れることを期待して、イカメタルタックルを1度メンテナンスするのもよいですね。

筆者のタックル＆仕かけ

◆ロッド
ライズジャパン　RIM-59B-GST
メジャークラフト　エギゾースト7G　B68M＋CT

◆リール
ダイワ　ティエラIC　105HL

◆ライン
ダイワ　UVF PEデュラセンサーX8EX＋SI3　0.4号　200m

◆リーダー
サンライン　ソルティメイト　エギリーダーFCハード　2号

◆メタルスッテ
C.TORY　イカスナー　20号　B.マスカット、デリシャスピンク、若狭の人参

◆ドロッパー
がまかつ　スピードメタルエギドロッパー 1.8　レッドヘッド/チャート
DUEL　ウルトラ3D布巻　S　CLRM
ハヤブサ　スクイッドジャンキー オトナルン　レッドチャート