食通の釣り人がこぞって「旨い」と唸る、秋の高級魚「サワラ」。
大阪湾やほかのエリアでも近年、ルアーキャスティングで専門に狙う船も増え、人気急上昇中ですが、タチウオ狙いなどの「エサ釣り」では、なかなかお目にかかれない「幻の魚」「ラッキーフィッシュ」的な存在でした。
ところが今、大阪・尾崎港の「日の出丸」で、そのサワラがエサ釣りで、しかも連日コンスタントに釣果が上がっているという情報が飛び込んできました!

タチウオテンヤやジギングのゲストとして「釣れて超ラッキー」ではなく、「狙って釣る」ことが可能だというのです。
一体、どんな釣りなんでしょうか? 大阪湾を知り尽くしたベテラン船長と、新たな釣りを開拓する若船長が舵を握る「日の出丸」の若船長に、その釣法を直撃インタビューしました。

若船長の堀内将さん
■ 狙うは「秋の大型」!ベストシーズンは12月まで

10月15日の釣果
「サワラ狙いは通年トライしてきましたが、やっぱり秋がベストシーズンですね」と語るのは、日の出丸の若船長。
「9月から12月までが本番。なんといっても脂の乗った大型が狙えるのが魅力です」
日の出丸の釣果情報やSNS(Instagram)を見ても、80cmクラスは当たり前、時には100cmオーバー、先日(10月13日)には今シーズン一番の8kgのメーターオーバーも飛び出すなど、その釣果は本物。胸が熱くなりますね!
■ サワラ&タチウオの「二刀流」
では、どうやって「エサ」でサワラを狙うのでしょうか?
「基本はタチウオ釣りとの“二刀流”です」と若船長。
「まず、サワラ狙いの『置き竿』を1本出します。そして、手持ちの竿でタチウオを釣って楽しんでもらう。これがウチのスタイルです」
タチウオを釣りながら、もう1本の竿でサワラを待つという、合理的かつ夢のある釣法。
仕掛けは胴突きでも天秤でもOK。その先に、日の出丸オリジナルの「サワラ専用仕掛け」(船で販売)をセットします。
「2本竿を出すので、オマツリ防止のためにサワラ狙いの竿は3mぐらいの長竿が必要です。もちろんレンタル(有料)も用意していますよ」
エサはタチウオ狙いと同じ「イワシ」でOK。船長の指示ダナに仕掛けをセットして置き竿にしたら、あとは手持ち竿でタチウオ釣りに集中!

10月13日の釣果。今シーズン一番の8kgのメーターオーバー!
非常にシンプルな釣法ですが、若船長から「これだけは絶対に!」というアドバイスがありました。
「置き竿には、必ず『尻手ロープ』を装着してください」
サワラの大型は、アタリも強烈。
「先日も、尻手ロープを付けていなかったお客さんが、一瞬で竿受けごと竿を持っていかれるという事件がありました…」
貴重なタックルを失うだけでなく、千載一遇のチャンスを逃すことになります。尻手ロープの装着はマストです。
サワラが掛かったら、すぐに置き竿に持ち替えてファイト開始。このスリリングな瞬間がたまりません。

10月20日の釣果
■ お土産のタチウオは「確実」! ボーズなしの安心感

サワラは連日釣果が上がっているとはいえ、そこは「当たり物」。全員にヒットするとは限りません。
「平均すると船中で1日3~4本。もちろん、状況がよければもっと数も上がります。誰にでもチャンスはありますが、こればかりは運もありますからね」
しかし、そこが「日の出丸」プランの凄いところ。
「サワラがもしアタらなくても、手持ちで狙っているタチウオが確実にお土産になります。タチウオは今、絶好調ですから。ボーズの心配なく、安心してサワラのを狙えるのがいいところです」
脂の乗った極上サワラを夢見つつ、お土産のタチウオはしっかり確保。釣り人にとって、これほど安心で嬉しいプランはありません。
秋が深まるにつれ、ますます脂が乗り、コンディション抜群になっていく大阪湾のサワラ。
「この最高のターゲットを、ぜひ多くの人に味わってほしいですね」と若船長も太鼓判を押します。
このサワラ狙いプランは、オマツリ防止などの観点から「8名限定」となっています。
乗船料は、エサ(イワシ1パック)付きで10,000円。
この秋、誰もが釣りたい大阪湾のドリームフィッシュに挑戦してみてはいかがでしょうか?























