【異論は認める】刺し身は「塩」が最強。醤油に戻れなくなる記者のガチ推し塩2選と、イカ・タコの禁断の食べ方

釣った魚の刺し身が食卓に並ぶとき、あなたの隣にあるのは何ですか?

おそらく、多くの人が「醤油とわさび」と答えるでしょう。日本人のDNAに刻まれた、もはや様式美とも言える組み合わせです。

ですが、あえて言いたい。「刺し身は、塩で食うのが一番ウマい」と。

シロアマダイの炙り

こんにちは、「つりそく」編集部の記者です。 何を隠そう、私は筋金入りの「刺し身=塩」派。周りからは「異端」だの「通ぶってる」だの言われますが、こればっかりは譲れません。

実は、わさびや生姜といった薬味のツンとくる辛さが得意じゃない、という個人的な理由も大きいのですが…。

それを差し引いても、塩で食べると魚本来の甘みや旨みがダイレクトに伝わってくる。魚のポテンシャルがストレートに感じられる気がします。

アカムツの炙り。炙りには特に塩が最強かと思います

とはいえ、私もそこまでディープな「塩マニア」というわけではありません。「この塩じゃないとダメ!」みたいなこだわりは薄め。

ただ、美味しいと聞けばスーパーで買って試してみたり、釣行や旅先で「おっ」と思う塩があれば、つい購入してしまいます。

そんな「ゆるい塩好き」の私が、最近ヘビロテしているお気に入りの塩を2つ、こっそり紹介させてください。

 

1. 旨みが強いスーパーで買える「ろく助の塩」

まず一つ目。これはご存知の方も多いかもしれません。「ろく助の塩」です。

ちょっとお高めのスーパーや、こだわりの食材を扱う店(最近は普通のスーパーでも見かけます)に置いてあることが多いですね。

この塩、ただの塩じゃありません。 パッケージの裏を見ると、「椎茸、昆布、干帆立貝」の文字が。

そう、これ「旨み成分の塊」なんです。 塩そのものに強烈なダシの風味がついているので、これをパラリとかけるだけで、料理の味がビシッと決まります。

白身魚の刺し身、例えばマダイやヒラメにかけると、魚の甘みと塩の持つ旨みが乗算されて、口の中がパラダイスに。 醤油が「足し算」なら、これは「掛け算」ですね(謎)。

 

2. 旅先で出会った甘い塩。「iSANAの塩」

もう一つは、完全に旅先でのジャケ買いならぬ「出会い買い」です。

今年、高知県の室戸岬へ行った際、ふらっと立ち寄った道の駅で見つけたのが、「iSANAの塩」。 (※編集部注:高知県室戸市の「合同会社いさな」が製造する天日塩)

「室戸海洋深層水100%」とか「天日塩」とか書かれていると、ダメです。釣り人、そういうのに弱い。

しかしこれが、自分的には大ヒット。

特徴は、とにかく「甘み」。 ろく助の塩が「旨みを足す」タイプなら、iSANAの塩は「素材の味を引き出す」タイプ。 口に入れてもツンとした塩辛さがなく、まろやかで、後からほんのり甘みがくる感じです。

粒の加減も絶妙で、粗すぎず細かすぎず。刺し身の身に付けけたときの「乗り」がすごくいい。これはいい塩に出会ったなと。

こちらは番外編。高知でお土産に買った冷凍の塩たたきについていた塩が、これまた絶品でした!

調べると、ハマヤさんで通販されていました!今度ゲットします!

 

応用編:イカ・タコは「塩+ごま油」が最強

さて、ここまで魚の刺し身には「塩オンリー」を推奨してきましたが、例外があります。

それは、イカとタコの「軟体系」。

ケンサキイカの刺し身にベストマッチ!

もちろん塩だけでも最高にウマいんですが、アオリイカ、ケンサキイカ、タコは、ぜひ「塩+ごま油」で試してみてください。

小皿に塩をパラリ、そこにごま油を数滴。 もう、お分かりですね。完全に「アレ」です。焼肉屋で食べる塩タンとか、韓国料理のナムルの味付け。

これが、イカやタコの持つ独特の甘みと食感に、驚くほどマッチします。 「醤油+わさび」とはまったく別次元の、お酒が止まらなくなるアテに変身。だまされたと思って、ぜひ。

 

まとめ:調味料にはこだわりを持って、釣魚をいただきたいもの

というわけで、今回は私の「塩愛」を語らせていただきました。せっかく釣った美味しい魚、お気に入りの調味料で食べたいですよね。

塩で食べ始めると、魚の種類によって「この魚は粒が粗い方が合うな」とか「こっちは旨み塩がいい」とか、だんだん細かな好みが出てきます。

もちろん、醤油とわさびの組み合わせを否定するつもりは毛頭ありません。アジのタタキに生姜醤油とか、ブリにわさび醤油とか、最高ですよね。

私も、塩に限らず「ポン酢」や「オリーブオイル」など、刺し身に合う他の調味料もまだまだ開拓中です。 また「これは!」というものに出会えたら、ご報告しますね。

 

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