「ウスバハギ」って、ご存じですか?
外見はウマヅラハギとカワハギのハイブリッドのような感じですが、サイズはとにかくBIG。

日本海の舞鶴沖を例に挙げると、釣れる魚はほとんどが50cm前後。中には60cmオーバーの大型もいるそうです。
このウスバハギ、船で五目釣りやマダイ、青物などを狙っていると、稀にゲストで掛かってくることもありますが、これをメインターゲットとして専門に狙う船って聞いたことありますか?
筆者は先日、京都府舞鶴の遊漁船が狙っているって、初めて知りました。
激レア旬魚を狙う第六正竜丸
その船が、西舞鶴・漁協手前を基地とする第六正竜丸。

中原船長に聞けば、「(ゲストで釣れる分は別として)舞鶴でウスバハギを狙っているのは、知る限りはウチとあと2隻ほど。釣れる期間も短いしな」だそうです。
遊漁船基地として知られ、数多くの遊漁船がひしめく舞鶴でも、わずか3隻ほどしか狙っていないターゲット。
激レアです。
しかも「釣れる期間も短いしな」と船長が言うように、毎年10月頃から釣れ出して水温が大きく下がる11月頃までの約2か月が釣期。適した水温でなくなると、一気に釣れなくなるそうです。
だから、季節限定。「釣れるのは今だけ!」です。
釣ってヨシ、食べてヨシのワケ
船長に、「このウスバハギ、何が魅力か?」と聞くと、「釣ってヨシ、食べてヨシ」の魚だそうです。
船釣りで大人気のカワハギの引きを想像してください。
尺クラスなら、カンカンどころかガンガンとカワハギ竿を叩き、しびれる程の心地よい引きが味わえますよね。
それが、このサイズならいかがでしょう?
中原船長は「引きは青物やで。ハマチより、よく引く」と言うように、実際体験すると分かりますが、ヒット直後から竿が絞り込まれ、ドラグが滑りまくる程の強引。強烈です。
その引きのイメージはこちら↓
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動画のタックルは、堤防からのタチウオを狙うワインドロッドにスピニングリールですが、何度もドラグを引き出されるその引きの強さが、お分かりいただけると思います。
そして、「食べてヨシ」の食味。
カワハギ系なので、キモも含めて、その美味さは絶品。

個人の味覚によっては、「その味がヒラメにも、フグにも、カワハギにも味変する」と言います。
味変に関する詳細はこちら↓
いかがですか、釣って楽しく、食べて美味しい、文句のつけようがない魚。
狙う船も少なく、そのシーズンが短いとあって、ターゲット的には激レアですが、シーズン中はテクニカルでありますが、初めてでも意外と簡単に釣れたりもします。
まだ今年のシーズンもひと月ほど残っています。
まだ狙ったことがなかった人は、今しか狙えない激レアの旬魚、ウスバハギを狙いに出掛けてみてください。
もちろん、今回紹介した第六正竜丸はウスバハギだけを狙う訳ではなく、リレー便なので、ウスバハギの美味しい土産を確保した後には、マダイや青物などの釣りも楽しめますよ!
























 
	 
	 
	