大阪湾のタチウオが、いよいよシーズン真っ盛り!各地から連日好釣果が聞こえてくる絶好のタイミングの中、泉佐野の「上丸」さんで10月29日に開催された「トップスジャパン森船長を囲って、テンヤタチウオをしよう!の会」お邪魔してきました。


京都・舞鶴のトップスジャパンの森宗貴船長
この会は、京都・舞鶴の遊漁船「トップスジャパン」の森船長が、普段来てくださるお客さんの気持ちを知るために自らが釣りをすることを目的とし、そんな森船長と一緒に釣りをしたい人が集まる会で、年に数回開催されているそう。記者は、この会の幹事の本山淳子さんにお誘いいただき、参加しました!
テンヤタチウオで竿を出すのは約2カ月ぶりですが、最近は取材でトーナメンターの方々の釣りを拝見する機会が多く、そのテクニックは目に焼き付けています。
いつも釣りをする時は目標を決める記者ですが、今日の目標は、まずツ抜け。そして、あわよくば「ドラゴン」も…!と、少し控えめ(?)な目標を胸に、いざ出船です。
船長も急かす!「どこにでもおる!」夜明け前からの爆釣スタート

集合は午前4時。まだ夜が明けきらない4時半に出船し、ポイントの洲本沖に到着したのは5時半頃。辺りはまだ暗いですが、魚探にはスゴい反応が出ている様子。
村上船長から「どこにでもタチウオいるから、はやく釣って!」と、嬉しい檄(げき)が飛びます。
船長の言葉はホンモノでした。
水深80m前後からスタートの合図が出ると、開始から日が昇り切るまでの約30分間、まさにどのタナにもタチウオがいて「入れ掛かり」状態!
どこを見ても竿が曲がり、船上は一気にお祭り騒ぎ。アタリまくりの超高活性に、同船した皆さんも夢中でタチウオを釣り上げていきます。
「こんなにアタるのか…!」と、久しぶりの感触に喜びながら、私も次々とタチウオをキャッチ。朝マヅメのボーナスタイムを存分に堪能しました。

こんなグッドサイズも上がっていました!
日が昇ってからは深場へ。アタリは続くも…
日が昇り、朝のフィーバータイムが落ち着くと、タナは徐々に深場へ移行。70m、80mと、深いレンジを探る展開になりました。
しかし、タチウオの活性は依然として高いまま!
深いタナでも明確なアタリが続き、飽きることなく竿を曲げてくれます。「やっぱり今の大阪湾、タチウオの魚影はめちゃくちゃ濃い…」と再確認しました。

トリプルヒット!
油断大敵。中盤の悲劇と「トーナメンターとの差」
順調に数を伸ばしていた中盤、突然「フッ…」とラインテンションが抜けました。痛恨のライン高切れです…。
ここで手持ちの予備リールに交換しましたが、さすがにペースダウン。釣りの世界、準備とトラブル対応の大切さを痛感します。
そして、ふと隣を見ると、大阪湾タチウオKINGバトルにも精力的に参加されている壷井仰さんが、朝から変わらないペースで釣り続けています。その手返しとアタリの出し方は、明らかに私とは別次元でした。

トーナメントモードではなく、ゆるゆるモードで釣りされたそうですが、淡々と釣り上げてられていた壷井さん
手持ちリールでのタチウオ釣りは久しぶりでしたが、ダイレクトな操作感とアタリの出方、そして深ダナは大変ですが、タチウオとのやりとりが面白い!1尾1尾、引きを堪能しました。やっぱり、これはこれで楽しさがありますね!


西村京子さんも大満足サイズをゲット!

大森嵩弘さんもこのサイズ!

岡本愛佳さんはこのサイズの2本持ち、すごい!
私のテンヤにドラゴンクラスは残念ながら掛かりませんでしたが、船中では見事なサイズも上がっていましたので、自分にも確実に仕留めるチャンスがあったはず。これはもう、次回リベンジですね!
今回はチャーター便ということもあり、参加されたメンバーは、思い思いの釣り方で高活性のタチウオ釣りを楽しんでいました。この和気あいあいとした雰囲気も、チャーター便の魅力。

今回の幹事を務められた、大阪湾タチウオQUEENバトル決勝戦出場経験を持つ実力者の本山淳子さんは、いつも大きいサイズを釣られていて、今回もばっちり!

また、20年ぶりぐらいにお会いした大森嵩弘さんもさすがの腕前で、お見事なサイズに、この数!

大阪湾タチウオKINGバトルセミファイナル前の最終調整も兼ねてテンヤカラーやエサなどを試しておられた深田健之さんは、ミヨシで連発。よいサイズも釣られていました。

いつも元気なやまぴーこと山村裕子さん。きっちりナイスサイズをキャッチ!

ちなみに、これはレア!いつも上丸で皆のお世話をしてくれる佳世さん、この日は釣り人として乗船!いいサイズをゲットされていました!
皆さん、パターンもいろいろで、優しめのジャークの人もいれば、ただ巻きで釣り続けている人もいて、難しいことは考えずに好き好きに釣っていた模様。数も数えておられなかったですが、各々がタチウオ釣りを十分に満喫したのでした!

結局、高切れのトラブルもあり、記者の釣果は数えてみると29尾。
ちなみに、お隣の壷井さんは「54尾」とのこと。ほぼダブルスコア…! 感覚的には「半分くらいかな」と思っていましたが、見事に的中(苦笑)。さすがです。精進します。
目標のツ抜けは余裕でクリアできましたが、周りの皆さんとの差、バラした数、そして釣り上げられなかったドラゴンクラスを思うと、まだまだ課題は山積みです。
それでも、アタリが途切れない高活性な海、船長の的確な操船、そして気心の知れた仲間たちとの釣行は、最高です。
「やっぱりテンヤタチウオは面白い!」
そう再確認できた1日でした。
いつも楽しませてくれる上丸の村上船長、この機会を作ってくださったトップスジャパンの森船長、そしてお誘いいただいた本山淳子さん、本当にありがとうございました!
大阪湾のテンヤタチウオ、今がまさにハイシーズン。この「激アツ」な状況を、ぜひ皆さんも体験してみてください!

ちなみに、初めてタチウオの歯にやられました。びっくりするぐらい血が止まらなかったです。皆さんもお気を付け召され!























