釣り人との会話の中で、よく出るフレーズがあります。
「どんな釣りをされるんですか?」
記者も、取材先やプライベートでよくこの質問をいただきます。そんな時、大抵こう答えています。
「大物釣り以外は、ルアーでもエサでもやります」と。
釣り歴25年、ふと湧いた「私の最大魚って何だ?」
早いもので、釣りにハマってから約25年。質問の答えの通り、大物狙いのスタイルではないものの、それなりに色々な魚と出会ってきました。
ふと、「今までの釣り人生で、一番デカい魚って何だろう?」と疑問が湧いたのです。記者にとっての大物とは?最長寸と、最重量は?皆さんも、自分の記録って気になりませんか?
今までの経験で「大物狙い」と言えるのは、船からのノマセ釣りやライトジギングくらい。瘦せ型で非力なので、ヘビータックルを扱ったり、大物とのファイトに自信なんてさらさらありません。
記憶に残る大物を振り返ってみると…

2022年12月に鳥羽・国崎の宏漁丸にて
ヒラメ:67.5cm(肉厚でこれは嬉しかった!)
サワラ:目測70cm(スリム体形でした)
シーバス:71cm(陸っぱりのルアー釣りで)
こんな感じです。

2022年10月、三重・島勝浦の筏マルキのチャーター船にて
ほかには、持った体感で「これは重い!」と思ったのは、ノマセ釣りでゲットした50cm近いオオモンハタやマハタでしょうか。あのズッシリ感は忘れられません。
しかし、どの魚も重さは測っていないため、分かりません。ネットで「ヒラメ 67cm 重さ」と検索すると、AIが「67cmのヒラメの重さは、一般的に約3.0kgから3.3kg程度が目安となります」との回答。全魚種調べましたが、ヒラメが一番重い結果でした。
もちろん、季節や海域、個体の状態によって重量は違うため、参考程度。やはり、各魚種の自己新サイズは重量も測らないといけませんね。
そう思って、さらに記憶の糸をたぐり寄せていると、ある魚の存在を思い出しました。
記憶の底から蘇った「最長寸」の珍客
それは、最長寸の魚をキャッチしていた、あの日の記憶。
釣り方は、船からのノマセ釣りでした。生きたアジを泳がせ、ヒラメや根魚を狙っていた時のこと。
強烈なアタリ!…ではなく、何やら重々しく、生命感はあるものの引きが鈍い、独特の感触。上がってきたのは、自分でも「え?」と声が出た魚。
「アカヤガラ」でした。
しかも、デカい。いや、デカいというより長い。
メジャーを当てましたが、なんと120cmのメジャーをオーバーする長さ(細長い尻尾の部分も含む)。文句なし、これが私の「最長寸」記録です。

アカヤガラと聞いてもピンとこない方もいるかもしれませんが、非常に細長い体型が特徴の魚です。しかも、知る人ぞ知る高級魚。その上品な白身は、料亭などで刺身や椀物として珍重されます。
正直、「釣った!」というより「釣れちゃった!」という感じですが、120cmオーバーのインパクトは絶大でした。

2023年10月、三重・紀伊長島の筏マルキのチャーター船にて
記者の野望「身長超え」と「体重超え」
色々な釣り人の方々とお話をしていると、やはり大物には大物にしかない、人を惹きつけるロマンと魅力があると感じます。
アカヤガラで「長さ」は稼ぎましたが(笑)、やはり「重さ」や、魚種としての「格」みたいなものにも憧れます。もっといろんな魚を釣ってみたい。
そう思う今日この頃ですが、まずは体を鍛えなければいけませんね。
私の、これからの釣り人生の目標。それは…
「自分の身長よりも長い魚を釣ること」 「自分の体重より重い魚を釣ること」
これをクリアできる日が来るかは分かりませんが、目標があるから釣りは楽しい。
皆さんの「最長寸」「最重量」の思い出は何ですか? ぜひ、そんな話も肴に、これからの釣り人生も思いっきり楽しんでいきたいと思います!

























