【大阪湾のノドグロ】青物?タチウオ?いや、「クログチ」だ!今こそ絶品深海魚を狙え!

大阪湾の船釣りは、タチウオ、青物、マダイ、そして冬の味覚フグと、まさに百花繚乱のベストシーズンを迎えています。どのターゲットも魅力的ですが、今、私(記者)が密かに、いや、大声で「アツい!」と叫びたいターゲットがいます。

それが、「大阪湾のノドグロ」の異名を持つ、深海の高級魚「クログチ」です。

タチウオや青物の派手な釣果に隠れがちですが、ここのところ、この絶品ターゲットの釣果が幅を利かせているのをご存知でしょうか?

■忠岡のふじたやでは衝撃の67cmも!

ふじたやの11月1日の釣果

クログチと言えば、アベレージは30~40cmほど。それでも食味は抜群なのですが、現在上がっている釣果は、数も型もひと味違います。

11月1日、忠岡のふじたやでは、なんと67cmという「クログチか?」と二度見してしまうような“お化けサイズ”が上がった実績も。ほかにも63cm、58cm、48cmと大物が出現。この日はタチウオの135cmを始め、ドラゴン級が上がっており、隠れた存在になっていましたが、大阪湾のポテンシャル、恐るべしです。

ふじたやの11月1日の釣果

■姫路の槙龍丸ではトップ9尾

槙龍丸の10月30日の釣果

こちらもクログチ専門便ではなく、タチウオとのリレー便での釣果ですが、姫路の槙龍丸では10月30日にトップ9尾の釣果。タチウオもトップ20尾と、十分な釣果となっています。

槙龍丸の10月30日の釣果

槙龍丸の10月30日の釣果

なぜ「大阪湾のノドグロ」と呼ばれるのか?

クログチは、本家ノドグロ(アカムツ)とは別種ですが、その食味は勝るとも劣らないと言われるほどの逸品。

透明感のある白身は、熱を通すとホロホロと崩れる柔らかさと、上質な脂の旨味が口いっぱいに広がります。

刺身(炙り): 皮目をサッと炙れば、香ばしさと脂の甘みが爆発します。
煮付けや塩焼き、ムニエルなど、何にしても美味しい魚。
この味が、大阪湾の深海(水深100~130m)で狙えるとあっては、釣り人としては見逃せません。

 

■チャンスは「今」!
クログチ自体は通年狙えるターゲットではあります。しかし、実はタチウオに隠れて釣果が目立っている今、絶好のチャンスであることは間違いありません。

ただし、クログチはタチウオ狙いのゲストとして釣れている場合と、リレー便で狙っている場合とあり、仕掛けやエサが変わることもあるので、各船宿に確認を。

「大阪湾のノドグロ」と呼ばれる絶品の味を求めて、深場に挑んでみてはいかがでしょうか? きっと、家族にも喜ばれる最高のお土産になりますよ。

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