真冬でも大きな魚とのファイトが気軽に楽しめ、かつ美味しい魚を持ち帰ることが出来るのが海上釣り堀。
ここ三重県紀北町・引本浦の貞丸(さだまる)でも、冬の目玉ターゲットとして、2kg級のマダイやハタマス(マハタ)、10kg級のブリなどが放流されており、人気を呼んでいる。

10kg級のブリ

人気が高いハタマス(マハタ)
貞丸は養殖業も営んでおり、自社で大切に育てた魚を放流していることもあり、魚のキレイさや味に定評があり、リピーターも多い。さて、今回取材に訪れたのは12月17日。数日前より寒さが一段と厳しくなり、防寒着やカイロは必須の真冬の到来を感じさせる。

出船前に事務所で受け付けをする。マスクは必着だ
朝6時半に貞丸の事務所で受け付けが行われ、全員が揃えば出船。10分ほどで釣り堀へ到着し、各自が受付時に案内されたイケスへ入る。釣座はクジの順番で選べるシステムになっている。
準備ができた人から釣りを始められるので、朝イチの時合を逃さないためにも、タックルの事前準備をしていた方がスタートダッシュを掛けられる。

朝イチにヒラマサが登場。この後も生きアジで青物を連発させていた
この日は1投目から生きアジをエサに狙った人がヒラマサやメジロ、ハタマスなどをゲット。朝イチはマダイを狙って、放流後に青物を狙うという人が多いと思うが、やる気のある青物がいることもあるので、この狙い方は試してみる価値があると思った。
ハタマスは網の底にいることが多く生きアジで狙うのが基本だが、中層まで浮いてくる事もあるので、そんな時はダンゴやシラサエビでも釣れるようだ。

この日は全体的に生きアジでのヒットが多かった
マダイもポツポツと上がっていたが、食いが落ち着いてきた頃にマダイが放流され、2回目の放流でブリ、メジロ、ハタマスがイケスに入れられた。

放流タイムは1日2回ある
放流後のラッシュはなかったが、狙うタナやエサを小まめにかえていた人が釣果の伸ばしていた。
14時に納竿し、帰港後はスタッフが魚を絞めてくれるので、その魚を自分のクーラーボックスに入れて車に積み込めば終了だ。

スタッフが手早く魚を絞めてくれる

青物は神経絞めまでしてくれる
年内の予約はすでに埋まってしまったようだが、新年の初釣りにはピッタリ。2021年を海上釣り堀で楽しくスタートさせるのはいかがでしょう?