日本近海だけでも、数多くいる魚類。
外見がよく似た魚が釣れたこと、釣り人なら何度か経験していませんか。そんな魚が釣れた時、「これはどっちだろう?」と悩んだことがある人もいるかと思います。
ここでは、その中でも現在よく釣れているターゲット、豪快な引きが楽しめる大型青物「ヒラマサ」と「ブリ」をピックアップしてみました。
この2種、アナタは見分けがつきますか?
チェックポイントは胸ビレ!
よく似た魚でも、種が違う以上はどこかに相違点があります。
それが外観的特徴だと判断しやすいですよね。
ヒラマサとブリ、どちらも引きが強烈でジギングやエサ釣り、落とし込みなどの好ターゲットですが、現場で釣れた時、どこを見て判断しますか?

この写真の魚、どっちが、どっちでしょう?
答えは、上がヒラマサ、下がブリです。
外見上でも複数の相違点がある両魚ですが、最も判断しやすいのが「胸ビレ」です。
チェックポイントは、顔から尾まで伸びる魚体のイエローラインにタッチしているか否か。
ヒラマサとブリの判断はここが最も判断しやすいポイントです。
黄色のラインに胸ビレが重なっているのが、ヒラマサ。

▲ヒラマサは胸ビレが黄色のラインと重なる
黄色のラインと胸ビレの間に隙間があるのが、ブリ。

▲ブリは胸ビレが黄色のラインに届かない
これを覚えておけば、釣り場で釣れた時、「どっちだろう?」と悩むことは、ほぼなくなるハズです。
また、少し難易度は上がりますが、口の角も異なる箇所。
ヒラマサの口角は丸みを帯びており、ブリは角ばっています。

▲ヒラマサは丸みがある

▲ブリは角ばっている
また、釣り船の船長や釣り慣れたベテランたちは船上に上げるまでもなく、引きやその上がってくる姿勢でも判断します。
先日、筆者がヒラマサを釣り上げた時は、残り数mになった時、船下に突っ込んだ引きを見て「んっ⁉ヒラ(マサ)か?」。
そして、魚体を横に腹を見せて上がってきたシーンを見て「ヒラや」と慎重にタモ入れしてくれました。
聞けば「ブリは背の青い部分を見せて上がってくるが、ヒラマサは横たわるように白いお腹を見せて上がってくることが多い」そうです。
まあ、釣り上げてから、よ~く見れば判断は簡単ですが、水面下に見えた時にどちらか分かるのもイイもんですね。
ただ今、各地ではジギングや落とし込み、エサ釣りなどで、どちらの青物も釣れています。
次の釣行時、青物が釣れたら、胸ビレを要チェックですよ!
黄色にタッチしてる?してない?

























