
各地の船釣りで大人気のカワハギ。
その食味の美味さもさることながら、ビギナーにも手軽に狙えるターゲットでありつつも、ゲーム性がこの上なく高く、釣果に差が大きく出る奥深さも魅力です。
この時期は「海のフォアグラ」と呼ばれる美味なキモも大きくなって、絶好の狙い時。各地で盛り上がりを見せるのも納得ですね。
そんな船カワハギですが、日本海の若狭湾で新たなフィールドが誕生する…かもしれません。
今まで日本海側では堤防や筏、磯周りではよく釣れていましたが、沖の船釣りで釣れるのはウマヅラハギがメインで、専門に狙っている船は極少数。
若狭湾周辺では舞鶴の釣り船が一時期に出船するぐらいで、知る限り福井県の若狭エリアでは本命に狙っている船はなかったように思います。
速報! 福井・小浜沖で船カワハギが狙える
そんな時に入ってきたニュース。
小浜西津の幸翔丸、竹内船長から「(カワハギが狙って)釣れたで」。
以前から船長と、「カワハギを狙えるポイントはないものか?」と話していたところ、竹内船長が馴染みの釣り人数人での出船だったこともあり、五目釣りの帰りに時間を延長して「ちょっと狙ってみよか」と、流し釣りではなく、アンカーを入れた試し釣り。
ほんの短時間の釣りで専用タックルもなく、船竿やイカメタル竿でオモリは20~25号、仕かけのみ船カワハギ用を使って狙った結果、船中全員が満遍なくカワハギをゲット。
極一部ワッペンがまじったようですが、アベレージサイズは20cm前後で船中4人でカワハギは20尾ほど釣れたそうです。

本格的に狙った訳ではないので、エサはもちろんアサリではなく、五目釣りで使用したオキアミ。
なので、ゲストでウマヅラハギやアジ、ベラなどもよく掛かり、思わぬプラスαのお土産になったようです。
船長に聞けば、「前からウマヅラハギにまじって、本カワハギが釣れることがあった」そうで、「ココなら釣れるかな?」と思って狙ったポイントに入った結果が、先ほどの「釣れたで!」になったそうです。
まだ試し釣りが1度ですが、若狭湾での新たなフィールドの誕生を予感させるこの釣果、今後が楽しみなところですね!
幸翔丸では、まだカワハギ釣りを本格メニューとしての出船予定はありませんが、都度試し釣りを繰り返していくそうなので、五目と合わせて狙うカワハギ五目便や、カワハギのみを狙うチャーターなら新ポイントでのカワハギ釣りが早々に体験できそうです。
本格的に狙い始める前に、まだ未開のサラ場・小浜沖でウブなカワハギにチャレンジしてみるのも面白そうですよ。

























