【ヒラメの釣り方】生きたイワシを泳がせて高級魚をキャッチ!鳥羽沖の冬の名物を紹介!

三重・鳥羽沖の冬の風物詩といえば、「泳がせ釣り」です。

鳥羽の船宿では、イワシなどの生きエサを使ったこの釣法で、高級魚「ヒラメ」をメインターゲットに出船する船が多くなります。

今回は、国崎の功成丸宏漁丸に乗船した実際の釣行を基に、これから寒ヒラメ釣りに挑戦するアングラーへ向けて、タックルや仕かけ、エサの付け方、そして基本的な釣り方までお届けします。

▲宏漁丸で釣れた良型ヒラメ

▲功成丸で釣れた60cmオーバーのヒラメ

寒ヒラメを獲る!タックル&仕かけの最適解

1. 竿:軟らかい73調子がベスト
竿は、船ヒラメ専用ロッドが各社から発売されており、それがベターです。73調子の、ヒラメのアタリを弾かず、また波の揺れを吸収してくれる軟らかめのロッドを選びましょう。

▲ヒラメ狙いの泳がせ釣りにオススメのがまかつの「がま船 ガリアノ

2. リール&道糸:PE2~3号を200m
リールは、小型電動リールやベイトリールが適しています。道糸はPE2~3号を巻いておきましょう。水深は30~50mとそれほど深くないため、100mも巻いておけば十分ですが、高切れなどをした場合にも安心できるよう、余裕を持って200m巻いておくのがオススメです。

3. 仕かけ:ハリス6~8号、孫針は状況で使い分け
仕かけは、ハリス6~8号がベターです。孫針付きの仕かけが基本。

▲孫針がトリプルフックの仕掛け

シングルフック
生きエサが弱りにくいメリットがあります。

トリプルフック
やはり掛かりやすさが魅力です。

状況に合わせて両方の仕かけを持っておくと、より柔軟に対応できます。

仕かけ図

生きエサの付け方と基本の誘い

1. エサの付け方:優しさと工夫
エサの付け方一つで、イワシの活きとヒラメの食いつきが変わります。

▲船宿で用意してくれる生きエサ。生きエサは大切に扱いましょう!

親針
両アゴ刺しがおすすめです。

孫針
イワシの場合、腹掛けや背掛けにします。

注意点
イワシをエサに付ける際は、タオルなどを使用するとウロコが剥がれて弱るため、手を水の中に浸けながら、優しく手で握るのがコツです。

2. 基本の釣り方:アタリがあっても焦らない
ヒラメ釣りの基本はステイ(静止)です。

①仕かけをサミングしながらゆっくり下ろします。

②底に着いたら、糸フケを取ります。

③オモリを底から1m上げます。

④2~3分待ってアタリがなければ、ゆっくりとリールを巻いて、5m巻き上げたらステイします。

⑤アタリがなければ、再度②に戻って繰り返します。

➅アタリがあれば、焦らず完全にエサに食いつく、または飲み込むまでステイします。

⑦軽く聞き合わせ、魚の重みが乗ればフッキング。

⑧掛かれば、一定速度でリールを巻き上げます。

3. 状況に応じた誘いと対処法
狙うタナは底から1~2m前後が主体ですが、時にゆっくりとリールを巻いていくのも良い誘いとなります。その場合は底から5mほどスローで巻いて、30秒ほどステイさせ、アタリがなければ再度底を取り直しましょう。

記者が乗船した日は波が高く釣り辛い状況でした。そんな時は、できるだけ仕かけが跳ねないよう、軟らかくて長めの竿を使い、波の揺れに合わせて釣るのが良い対処法です。アタリがあった際も、焦って合わせず、竿先を下げて魚の引きに付いていってやるのも有効です。

シーズン本番の国崎沖のヒラメ釣り。皆さんもぜひ、釣りに行ってみてはいかがでしょうか?

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