【海上釣り堀】「腕が悪い」だけじゃなかった! 貧果の記者がプロの取材で学んだ、たった一つの攻略法

寒さも本格化してきましたが、釣り人の皆さん、いかがお過ごしでしょうか? 冬の釣りといえば、寒さとの戦い。でも、そんな寒さを吹き飛ばすほど「熱い」釣りがしたくてウズウズしている記者です。

実はこの冬、個人的にどうしてもリベンジしたい、いや、本格的にチャレンジし直したい釣りがあります。

それは「海上釣り堀」。

高級魚が手軽に狙えて、ファミリーや初心者にも大人気のあのアクティビティです。 なぜ今、あえて海上釣り堀なのか? そこには、過去の栄光と挫折、そして取材を通じて得た「ある衝撃」がありました。

 

20年前のビギナーズラック、そして突き付けられた現実

私が初めて海上釣り堀に行ったのは、もう20年以上も前のこと。 連れて行ってもらったその釣行では、なんとマダイと青物が爆釣。「うわ、こんなに簡単に高級魚が釣れるの!?」と衝撃を受けたのを覚えています。

しかし、釣りとは恐ろしいもの。 そこからだいぶ間が空いて、2回目は3年前の夏。そして3回目は今年の秋。 「まあ、経験者だし釣れるだろう」と高をくくって挑んだ結果…。

2回目:マダイ1尾、イサギ2尾

3回目:マダイ1尾

……はい、完全に腕が悪いです。 周りを見渡せば、竿を曲げている人はたくさんいる。なのに、私のウキだけがピクリとも動かない沈黙の時間。 悔しい。

 

転機は「関西つり堀KINGバトル」の取材
「これではいかん!」とモヤモヤしていた今年の秋。 関西の釣り堀のエキスパートたちが頂点を競う「関西つり堀KINGバトル」の取材に行く機会がありました。

そこで目の当たりにしたのは、まさに異次元の世界。 一切無駄のない仕掛けさばき、エサや仕掛けのローテーション。どんな時間帯もコンスタントに竿を曲げ続ける選手たち。 そして、見事KINGの栄冠に輝いた梶谷幸輝さんへの独占インタビュー。

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彼らエキスパートと、貧果に終わった私。一体なにが違うのか? 腕の差? もちろんそれもあります。 でも、それ以前に圧倒的に足りていないものがありました。

それは、「準備」です。

 

「釣る人」は準備のレベルが違う

取材中、私はエキスパートたちの釣座を見て愕然としました。

エサの種類の多さ ダンゴ一つとっても硬さや色が違う数種類。さらにササミ、キビナゴ、エビ、カツオの切り身、虫エサ…。「エサのバイキングや!」と言いたくなるほどのラインナップ。

関西つり堀KINGバトル2025ファイナルの出場選手のエサセット。クーラーの中に美しくレイアウトされていました

緻密な仕掛けとパーツを状況に合わせて即座に対応できるよう、ハリスの太さやハリの大きさ、ウキの浮力まで、驚くほど細かく整理されています。

一方、振り返って私の装備はというと…。 タックルはルアーロッドを流用したスピニングとベイトが各1本(これはまだいいとして)。 問題は、「とりあえずこれだけあれば」と適当に買った少ないエサと、大雑把な仕掛け。

梶谷さんのインタビューにもありましたが、やはり「準備」が釣果を分ける最大の要因だったのです。 魚の活性が低い冬場なら、なおさらその差は顕著に出るはず。「エキスパートを目指すわけじゃないし…」なんて言い訳をして、準備を怠っていた自分。そりゃ釣れませんよね。

関西つり堀KINGバトルファイナル、後半最後の最後に本クエをキャッチした、「持ってる」梶谷さん。戦略的なお話を聞いて、震えました…

今冬の目標:納得の「5尾」を目指して

エキスパートたちの釣りを間近で見て、さらにあの熱気に触れ、私のテンションは最高潮に。 中途半端な気持ちで挑むのは魚にも失礼!

ということで、今冬は「自分の釣りに納得する」ために、海上釣り堀に向き合います。

 

具体的な目標

目標は「釣果5尾」 (内訳:マダイ以外に、期間限定放流の魚種も1尾含めること)

「え、目標ひくっ!」と思われるかもしれません。でも、マダイ1尾で終わった今の私には、これは高い壁。 ルアータックルの流用スタイルはそのままに、今回は「エサ」と「仕掛け」の準備をやり込みます。 黄色いダンゴでダメなら赤、それでもダメならササミ、動きで誘うなら虫エサ…など、ローテーションを確立させます。

寒さが厳しくなるこれからの季節ですが、海上釣り堀には脂の乗った美味しい魚が待っています。 皆さんもこの冬、しっかり「準備」をして、熱い駆け引きを楽しんでみませんか?

私もリベンジ釣行、必ず達成してみせます!(結果はまた記事で報告する…かも?)

 

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