魚釣りをしていると、初めて見る魚にも遭遇すること、ありませんか?
先日の釣行がそうでした。
イワシノマセで釣れた超高級魚
イワシエサの泳がせ釣りで釣れたこの魚、皆さんは分かりますか?

▲イワシのノマセ釣りで釣れた魚
釣れた時は、周りの釣り人の話からも「イシナギ(の若魚)かな?」と思ったのですが、調べてみると、違いました。
その和名「オオスジハタ」。
ハタ系の魚で、漁獲数は少ないようですが、その味は絶品だとか。
1kg以上の個体なら、小売りでキロ単価およそ4500~6500円ぐらいすることもあるそうです。
オオスジハタの特徴
現場では「イシナギかな?」と思ったこの魚、「オオスジハタ」と判定した理由としては、以下の特徴でした。
イシナギの幼魚も、この魚と同じように「体に白い縦縞」が入るため、非常によく似ていますが、決定的な違いが“ヒレの模様”です。
見分け方のポイント
①イシナギとの1番の違いは「ヒレにある黒い点々」。


オオスジハタ:背ビレや尾ビレに、黒い小さな水玉模様(斑点)が散らばっています。写真でも、背ビレの上の方や尾ビレに点々があるのが確認できます。
イシナギ(幼魚):体には同じような縞模様がありますが、イシナギの背ビレは全体的に黒っぽいか、無地で、このような「はっきりした水玉模様のような点」はありません。
②そして、体の模様の違いです。

魚体の横のラインを見てください。
太い白いラインの境界線に「点線のような黒いポツポツ」が並んでいます。
これはオオスジハタが成長するにつれて現れる特徴で、イシナギの縦縞は、このような細かい装飾的な模様にはならないそうです。
なので、この魚はイシナギではなく、「オオスジハタ」。
筆者も勉強になった一幕でした。
また珍しい魚が釣れたら紹介しますね。

























