
大東哲也(おおひがしてつや) プロフィール
こんにちは、オーナーばりの大東です。
今回ご紹介するのは、フグカットウ釣りです。
冬の高級食材として人気のフグ。
毒を持つ魚なので、普段は釣れても泣く泣くリリースされている方も多いと思います。
ですが、メインターゲットとして狙うなら話は別!
たくさん釣れるとハッピーな釣りモノとなります。
関西では馴染みの薄い釣りですので、今回は「キモ」的な話よりも、釣り方などの説明を多めに紹介したいと思います。
明石港の海蓮丸に乗船
今回は、明石で人気の遊漁船・海蓮丸で、12月より本格的にフグ便の募集をスタートされるとのことで、その調査便に便乗して行ってきました。
まずは、西エリアの実績ポイントを目指して出船です。
エサは海エビを中心に、アオヤギ、エビむき身、イワシを用意。市販の締め剤を活性に応じて使います。
仕かけは、食わせ胴突き仕かけ(ムラムラふぐ喰わせ胴突2本)、親針仕かけ(フグカットウチラシ仕掛)+シンカー(カットウシンカー丸錘)、掛け針(ふぐカットウ一角)をセット。
エサはチラシ針仕かけのメリットを活かし、別の種類のエサを付け、反応を見ます。
釣り方はゼロテンションからの空シャクリ
釣り方は、オモリを着底させ、底から着かず離れず(ゼロテンション)で待ちます。
3~5秒程度に1回、誘い&合わせを兼ねた空シャクリを入れ、ゆっくり落し込んでいきます。
ストンと落すとフグが逃げたり、掛け針が絡んだりするので、注意が必要です。
フォール中にもアタリがありますので、集中して落としていきます。
朝イチは活性が高いことが多いので、特に集中してシャクリ&ステイを繰り返します。
アタリは、手元に伝わることもあれば、竿先のわずかな違和感や、全く竿にでないケースもあり
ますので、違和感があればとにかく合わせていきます。
開始早々本命がヒット
開始早々、違和感を合わせるとバッチリとアワセが決まり、難なく本命ゲット!
しかし、ここからはエサ取り名人との熾烈な戦いがスタート。
エサは取られるが、アタリはでず、このじれったさと、掛けた時の爽快感が魅力のこの釣り。
朝の時合で船内ポロポロと釣れ、ペースアップと思いましたが、なかなか思うようにはいきません。
そんな時有効なのが、チラシ仕かけの小針!
大型の親針1本タイプでは、掛け針以外では掛かりませんが、この仕かけなら、親針仕かけにもバッチリ掛かります。
これが今回のキモ!「食わせ」と、「掛け」の両方ができてしまう仕かけです。
同船者はチラシ仕かけのメリットである、親針仕かけが口回りにがっちりフッキングで1尾追加。
徐々に潮も緩くなり、フグの活性が下がってきました。
カットウ釣りは基本、引っ掛ける釣りなので、潮が流れず新しいポイントに入っていかない時は、フグがスレてしまい、よりアタリがでにくくなってしまいます。
潮が流れない時はシンカーのカラーをチェンジ
そんな時は、この仕かけの特徴の1つであるシンカーチェンジ機能を利用してカラーチェンジすることで、反応がかわります。
派手カラーから地味カラーにチェンジして、1尾追加したところで、ポイント移動。後半は新規ポイント開拓へ。
本命の気配はありましたが、外道のハマチを追加して、納竿となりました。
海蓮丸ではフグを捌いてもらえるので楽チン
海蓮丸では釣れたフグは寿司店・海蓮丸で捌いて渡してもらえますので安心です。
釣りの後も、楽チンで美味のこの釣り。
ぜひ1度チャレンジしてみてください。