魚が水面に浮いて大暴れ。で、暴れて針が外れてサヨナラ……。なんてのは、よくある話。
なぜ魚は水面まで浮くと暴れるのか、理由を知っていますか?
魚が暴れる2つの理由

深場ではおとなしく寄ってきた魚が、水面直下で急に暴れ出すことがある。
取り込み直前に最もバレやすく、ケガのリスクも高い場面だが、これには魚の体の仕組みによる理由が諸説あるようで。その中で有力なものが「浮き袋の膨張」と「低酸素ストレス」の2つ。
①浮き袋が急に膨らみ“体勢が崩れる”

魚が深場にいるとき、体内の浮き袋は水圧に押されて小さくなっています。
ところが、引き上げられて水圧の弱い浅場に近づくと、浮き袋が急速に膨張する。そうすると、平衡感覚が狂ったり、苦しい状態になったりするそうで。
このとき反射的に強く尾を振り、体勢を戻そうとして暴れるんだとか。
②水面の低酸素が“逃避反応”を引き起こす
魚はエラ呼吸で水中の酸素を取り込みますが、頭が水面から出てしまうと魚は“息苦しさ”を感じ、本能的に逃げ出そうとして激しく尾を振るのだとか。

表層で暴れさせないためには、深場からの巻き上げを急がず、水面で魚を完全に出さずに取り込むことが重要。
理由を知っておくだけで、取り込みの成功率が大きく変わる……かも。

























