
わずか10Lの海水量で20尾ほどの小アジを活かせるため、ノマセ(泳がせ)釣りファンには頼もしい相棒です。 しかし、長く使い続けるには日々のメンテナンス、つまり「洗浄」が必須。特にシーズンオフで長期保管する前には、念入りな掃除を済ませておきたいところ。
ここで一つ問題となるのが、内部パーツの分解です。 構造がしっかりしている分、無理に外そうとすると破損のリスクもチラつきます。
そこで今回は、明邦化学工業のスタッフに「正しい分解手順」をヒアリングしてきました。力任せではない、スムーズな取り外し方をマスターしましょう。
アジカンサイクロン:分解の手順
①内蓋のホース接続側を中央へ引き寄せ、本体の固定ツメから外します。


②ツメが外れたら、そのまま真上に持ち上げれば完了です。


①繋がっているホースを抜きます。

②ホース接続部の反対側にある「くぼみ」へ指を入れ、中央へ押し込みながら持ち上げます。


ここが最大の難所です。慎重に進めましょう。

①ホース側のツメから外します。ここが最も硬い部分です。コツは、下部パーツから伸びているツメを、内側(下方向)へ押し込みながら外すこと。
※注意:上部パーツも一緒に押してしまうと、ロックが外れません。あくまで「下部パーツのツメ」だけを狙ってください。


上部パーツが被さる構造のため、中のツメだけを押すイメージです
②続いて、側面にあるツメを外します。下部パーツを押し込むイメージで作業するとスムーズです。

③残った反対側のツメも同様に解除します。

これでユニット部分がバラバラになり、隅々まで洗えるようになります。

洗浄が終わったら、分解とは逆の手順で組み立てます。
①水流ユニットは、ホースと「反対側」のツメからハメ込み、次にサイド、最後にホース側という順番でセットします。

②ユニットを本体へ戻す際は、ホース側を先に差し込みます。ツメに引っ掛けた状態で反対側を下ろし、パチンと押し込めば固定されます。


③内蓋も同様に、ホースの反対側からツメを差し込み、最後にホース側を押し込んで完了。


こまめな手入れが寿命を延ばす

生き物を入れる道具なので、釣行ごとに洗わなければ強烈な臭いが染み付いてしまいます。 愛用のギアを長く使うためにも、正しい手順でメンテナンスしてあげてください。
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