数釣りも楽しいけれど、タチウオ釣りのロマンはやっぱり「デカい奴を釣ること」。
そのシンプルかつ究極の夢を追いかけるビッグイベント、「ドラゴンチャンピオンズカップ2025」のファイナルが、12月7日、大阪・忠岡のふじたやを舞台に開催されました。
予選、セミファイナルを勝ち抜き、この日のために牙を研いできた猛者たち。 大阪湾最強の「ドラゴンハンター」の称号と、優勝賞金30万円(商品券)を手にしたのは誰なのか?
熱気あふれる当日の模様と、運命の結果発表をお届けします!

まずは、この大会がなぜこれほどまでにアングラーを熱狂させるのか、その理由をおさらいします。
「ドラゴンチャンピオンズカップ(通称:ドラチャン)」は、大阪湾・関西エリアの人気遊漁船がタッグを組んで開催する、タチウオのロングランイベント。
・ルールは「1尾長寸」のみ:運と実力が交錯する、一発逆転のドラマ
・賞金総額が破格:優勝賞金は30万円。準優勝10万円、3位5万円という夢の舞台
・広がる規模:年々参加船や協力店が増え、大阪湾全体を巻き込む一大ムーブメントに成長中
「数」ではなく「型」。この一点突破のルールが、数多のドラマを生み出してきました。
決戦の舞台と参加船
ファイナルの舞台となったのは、大型タチウオの実績も高い人気船宿、ふじたや。
当日は、予選を勝ち抜いた精鋭たち計53名が、ふじたや2艇、里桜ちゃん丸1艇、ジャックポット1艇の合計4艇に分かれて乗船しました。
早朝の港は、決勝戦独特のピリッとした緊張感……かと思いきや、そこは同じ志を持つタチウオ好きたち。「今日はどのタナを狙う?」「テンヤのカラーは?」など、ライバルでありながらも和気あいあいとした雰囲気が漂います。
しかし出船の合図とともに、全員の目は「ハンター」のものに変化。目指すはF5、F6、メーターオーバーのさらに上です。
激闘の結果発表!30万円を手にしたのは…
限られた時間の中で、いかに特大サイズをひねり出すか。 海況にアジャストし、ドラゴンからのコンタクトを逃さなかったアングラーが、栄光を掴み取りました。
上位入賞者は以下の通りです!

【第3位】 賞金5万円 獲得!
大賀 政人選手

【準優勝】 賞金10万円 獲得!
池渕 洋史 選手
そして、頂点に立ったのは……

【優勝】 賞金30万円 獲得!
伊藤 慎次選手
優勝おめでとうございます! 見事なドラゴンタチウオ! この厳しいプレッシャーの中で結果を出す精神力と技術は、まさにお見事の一言です。

ハイレベルな戦いの中に、「誰にでもチャンスがある」という夢が共存するドラゴンチャンピオンズカップ。 今年も数々のドラマが生まれ、最高の形で幕を閉じました。
しかし、大阪湾のタチウオシーズンはまだまだ終わりません。冬のタチウオは脂が乗り、これからさらにサイズも狙いやすくなる絶好の季節。
「次は自分がドラゴンをゲットする!」
そんな野望を抱いた方は、ぜひ大阪湾へと足を運んで、腕(と運)を磨いてみてはいかがでしょうか。 来年のドラチャンで、表彰台の真ん中に立っているのは、この記事を読んでいるあなたかもしれませんよ!

























