冬といえば、体が温まる鍋が最高です。そんな鍋で食べて美味しい、筆者が今最も食べたい魚、それがイシダイです。

特にこの時期、兵庫・淡路島の由良エリアで釣れるイシダイは、越冬に向けて栄養を蓄えているため、脂の乗りが抜群で最高です。

磯臭さが全くなく、その味はまさに絶品。地元ではこのイシダイを「ハス」と呼び、多くのファンを持つ人気のターゲットなのです。

由良の「ハス」が別格に美味い理由

由良沖で獲れるハス（イシダイの若魚）は、冬の寒さに備えて体力を蓄えています。

この時期に釣れる個体は、身に良質な脂がたっぷり乗っており、食味の点では年間を通じて最高のコンディションにあります。

イシダイは磯の魚ですが、由良のハスは磯臭さが全くなく、上品な白身の旨みが際立ちます。

鍋にすると、身がふっくらと柔らかくなり、濃密な出汁が出て、本当に美味しくいただけます。一度食べたら、その美味しさにまた釣りに行きたくなること間違いなしです。

ファンが多い人気のターゲット

由良エリアで古くから親しまれてきた「ハス釣り」は、その引きの強さと食味のよさから、熱狂的なファンを多く持っています。

高級魚イシダイが手軽に狙えるこの釣りは、まさに冬の船釣りの醍醐味の1つです。

しかし、ハス釣りのシーズンは短いです。この絶品を味わうためには、早めの釣行計画を立てることが重要です。

越冬前の最高の脂が乗った由良のハスを、どうぞ今シーズン中に狙いに行ってください。冬の食卓が、きっと特別なものになるでしょう。