【お魚の雑学】海の魚なのになぜ「田作り」?おせちの定番・カタクチイワシの意外なお話

もうすぐお正月。おせち料理の「祝い肴」に欠かせない「田作り(ごまめ)」。 この魚、釣り人にはおなじみの「カタクチイワシ」(の幼魚)。

でも不思議ではありませんか? 「海で泳ぐ魚なのに、なぜ田んぼを作るという名前なの?」

実はそこには、カタクチイワシが日本の農業を支えた、意外な歴史がありました。

イワシは江戸時代の「最強肥料」だった!

江戸時代、日本ではイワシが食べきれないほど大量に獲れていました。 そこで、余ったイワシを乾燥させて「干鰯(ほしか)」という肥料にし、田んぼに撒いてみたのです。

すると、稲が驚くほど成長し、お米が大豊作になりました。

「田を作る魚」だから「田作り」

この経験から、カタクチイワシは「田んぼを作る(豊作にする)魚」=「田作り」と呼ばれるようになり、「五穀豊穣」の縁起物として定着しました。

別名の「ごまめ」も漢字で書くと「五万米」。「イワシを撒くと五万俵もの米が獲れる」という言い伝えが由来です。

海も陸も支える偉大な魚

海ではシーバスや青物の命を支える「ベイト」として。陸では人間のお米作りを支える「肥料」として。 カタクチイワシの貢献度は、魚界ナンバーワンと言えるかもしれません。

今年のお正月は、「こいつが日本の食を支えてきたんだなぁ」と感謝しつつ、来年の「大漁(いいベイトが入りますように!)」を願って食べてみてはいかがでしょうか?

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