「釣りフェス」の開催が待ち遠しいこの季節、釣り業界にビッグニュースが飛び込んできました!
一般社団法人 日本釣用品工業会が選出する、その年の釣りの顔とも言える名誉ある賞「ロイヤルアングラー賞 2026」。 これまで各界の著名人が受賞してきたこの賞ですが、2026年の受賞者が俳優の藤木直人(ふじき・なおひと)さんに決定したことが発表されました 。
数々のドラマや映画、舞台で見せる知的な演技、そしてミュージシャンとしての華やかな活躍。そんな多忙な日々の裏で、実は彼が“釣り伝道師”と呼ばれるほどの熱烈なアングラーであることをご存知でしょうか?
今回は、藤木さんの受賞理由とともに、彼が語る「釣りの楽しみ」と「未来への想い」についてご紹介します。

クールな見た目と裏腹な「釣り愛」
2008年度より始まった「ロイヤルアングラー賞」は、釣りに造詣が深く、釣り文化の発展に寄与された著名人に贈られる賞です 。
今回受賞した藤木直人さんは、多忙なスケジュールの合間を縫って自然と向き合い、趣味の「釣り」で心身のバランスを整えているとのこと 。 特に印象的なのは、彼が単に釣りを楽しむだけでなく、俳優仲間にもその楽しさを広める「伝道師」としての一面を持っていることです 。

少年時代の挫折から、YouTubeでの再燃まで
藤木さんの釣りの原点は少年時代。近所の川での団子釣りでしたが、当時はまったく釣れず一度は挫折したそう 。 しかし、大人になり音楽活動で地方を巡る中で、釣り好きのバンドメンバーやスタッフに誘われて再燃 。
現代のアングラーらしく、YouTube動画での勉強も欠かさないそうで、人気YouTuber「釣りいろは」のファンになり、実際に連絡を取って九州まで遠征、動画出演を果たしたという「ガチ」なエピソードも! 玄界灘での青物やマダイとの出会いは忘れられない思い出だそうです 。
原点は「陸っぱりシーバス」。東京湾で見せる本気
現在は東京湾をホームグラウンドに、季節の旬の魚を狙うスタイル 。釣った魚は自分で捌き、仲間と食卓を囲んで釣り談義に花を咲かせるのが彼の楽しみ方です 。

船釣りも楽しむ藤木さんですが、特別な思い入れがあるのは「陸っぱりのシーバス釣り」 。これが彼の釣りの原点であり、今でも自己記録の77cmを超える大物を狙っているという言葉からは、ストイックなアングラーの横顔が垣間見えます 。
「優しく教えてくれる誰か」になりたい
今回の受賞に際し、藤木さんが語った言葉の中で特に印象的だったのが、「人と人をつなぐ」という視点です。
釣りは一人で始めるには少しハードルが高い趣味かもしれません。だからこそ、藤木さんは「最初に優しく教えてくれる誰かの存在が大切」だと語ります 。 後輩の俳優たちから「釣りをやってみたい」と言われれば、自らボートを手配して一緒に海へ出ることもあるのだとか 。まさに頼れる兄貴分、「釣り伝道師」です。

「釣りは、自然と向き合い、自分とも向き合う時間。そして、人と人をつなぐ素晴らしい趣味です」
この言葉には、単に魚を釣るだけではない、釣りが持つ本来の豊かさが凝縮されています。 夏にお子さんとカブトムシを採りに行った時に感じた自然の偉大さ、それをさらに大きなスケールで感じられるのが海であり、釣りなのだそうです 。
「この賞を励みに、これからも釣りの楽しさを多くの人に伝えていきたい」と語る藤木さん 。 爽やかな笑顔でロッドを握るその姿は、きっとこれからも多くの新しいアングラーを水辺へと誘ってくれるはずです。
なお、今回受賞した藤木直人さんの紹介パネルは、2026年1月16日(金)から18日(日)にパシフィコ横浜で開催される「釣りフェス2026」の日本釣用品工業会ブースにて展示される予定です 。 会場に足を運ばれる方は、ぜひチェックしてみてください。
釣りを愛し、自然を愛し、そして仲間を愛する藤木直人さん。 これからのフィッシングライフと、発信される情報にますます注目です!


























