”ノレソレ”ってなに? その正体は、誰もが知る「あの高級魚」の赤ちゃんだった!

旅行先で食べた、透き通るような平たい小魚。その不思議な見た目と「ノレソレ」という名前に、箸を止めた経験はありませんか。

小鉢に盛られ、ポン酢でつるりといただくこの食材は、驚くほど上品な甘みと独特の食感を楽しませてくれる春の珍味です。 一体このノレソレとは、何の魚なのでしょう。

正体はアナゴの赤ちゃん

ノレソレとは、マアナゴをはじめとするアナゴ類の稚魚を指す呼び名です。学術的には「レプトケファルス(葉形幼生)」と呼ばれ、その言葉が示す通り、柳の葉のように平らで透明な姿をしています。

ウナギやウツボといった仲間も同じ幼生期を過ごしますが、食用として市場に出回るものの多くはマアナゴの稚魚です。

この扁平な体は海中での抵抗を大きくし、プランクトンのように浮遊生活を送るために適した形状へと進化を遂げた結果と言えます。

釣り人なら一度は味わいたい繊細な旨味

かつては産地でしか味わえなかったノレソレですが、現在は鮮度保持技術の向上により、都市部の飲食店や鮮魚店でも見かける機会が増えました。

麺のように細長く、ツルッとした喉越しが最大の特徴です。噛むほどにほのかな甘みが広がり、土佐酢やポン酢、もみじおろしとの相性は抜群。

非常にデリケートな魚体のため、透明度が高いものほど鮮度がよい証拠です。

春の訪れを感じる特別な贅沢

アナゴへと成長する前の、わずかな期間にしか出会えない希少な味わい。成長したマアナゴの力強い旨味とはまた異なり、清涼感のある美味しさは、まさに早春の風物詩です。

釣り遠征や旅行の際、お品書きにその名を見つけたら、迷わず注文してみてください。その美味しさに魅了されるはずです。

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