冬場を迎えて、船釣りでもターゲットは冬の釣り物へと変化していく時期です。

瀬戸内や大阪湾では、そろそろメバル釣りが始まる頃ですね。

船から狙うメバル釣りは近年、エサ付け不要で手軽に狙えるサビキ仕かけで狙う人も多くなっていますが、従来からの胴突き3、4本針仕かけにシラサエビを付けて狙う釣り方も根強い人気。

ここでは、食い渋り時にも安定した釣果が期待できる船メバル釣りのエサ選びについて紹介します。

シラサエビの選び方

船のメバル釣りでよく使われるエサは、シラサエビです。

このシラサエビ、船で用意してくれたり、自身で釣具店で買って持参する所もありますが、そのシラサエビをよ～く見てください。

お気づきですか？

大量に入ったシラサエビですが、そのサイズや元気度が違うことに。

水を張った容器の中で横になったり、白くなって動かないものは論外ですが、大きなエビや小さなエビ、アナタならどちらを選びますか？

「大きい方がアピール力があってイイ」、「小さい方が食い込みがよさそう」、など、どちらのサイズを選んでもそれぞれメリットがありそうですね。

で、各地のメバル釣りの船長に聞いた答えは「シラサエビは小さいモノを選んで付けて！」の一択。

大、小、意見が分かれるのか、とも思いましたが、過去に取材でリサーチした10数人全ての船長が「小さい方」でした。

理由を聞けば、「活性が高く、入れ食いの時は何でも釣れるけど、渋い時ほどアタリの数が極端に変わる」そう。

大きい方がアピール力もあって、食い渋ったメバルにもハイアピールしてくれそうですが、船長の経験上は小さい方が圧倒的にイイんですね。

なので、まだ実践していなかった方、今期からはエサのシラサエビは小さいモノを選んで付けてください。

エサが小さいと、寒い時期は手がかじかんで付けにくいですが、エサ付けは釣りの重要なポイントです。

小さなシラサエビでも尾はカットして、針は一節だけ刺してエビがピンピンと動けるように丁寧に付けてくださいね。

これだけでもアタリの数は飛躍的に伸びるハズですよ！

ぜひ今期の船メバル釣りでお試しを。