本格的な冬将軍の到来により、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた12月第3週。 しかし、この寒さこそが海の中の魚たちを美味しく、そしてパワフルに育て上げてくれます。
兵庫・明石エリアの船釣りでは、年末の「釣り納め」を意識したアングラーたちで賑わいを見せています。特にこの一週間は、明石海峡の激流で育ったブランド魚たちが素晴らしい魚体を見せてくれました。
今回は、強烈な引きが魅力の「青物ジギング」と、繊細なアタリを捉えて掛けるゲーム性がたまらない「ショウサイフグ」の釣果をピックアップしてお届けします。
明石沖はハマチ、メジロ、サゴシのラッシュ!青物ジギング

魚英
まずは、明石エリアの代名詞とも言えるジギングの釣果から。 この時期の明石沖は、ベイトをたっぷりと捕食し、丸々と太ったブリやメジロクラスが狙い目です。
ジグをしゃくり上げた瞬間の「ドスン!」という重量感は、この時期ならではの醍醐味です。サワラやサゴシがまじるので、クーラーボックスが賑やかな日も。年末に向けて、一発大物を狙うなら今がチャンスと言えるでしょう。

TOMMY
繊細かつ大胆!冬の味覚・フグ釣りが面白い

明石恵比寿丸
続いては、食味もゲーム性も最高レベルのターゲット、フグ釣りです。
エサ取り名人と呼ばれるフグの小さなアタリを察知し、掛け合わせる「カットウ釣り」は、一度ハマると抜け出せない中毒性があります。 釣果も安定しており、良型のショウサイフグが次々と取り込まれました。帰宅後の「てっさ」や「てっちり」を楽しみに、寒風の中、集中して竿先を見つめる価値は十分にあります。免許を持ったふぐ処理師が捌いてくれるため、安心して持ち帰れるのも嬉しいポイントです。
2024年も残りわずか。 明石エリアの魚たちは、水温の低下とともに身が締まり、一年で最も美味しい時期を迎えています。 ジギングで豪快なファイトを楽しむもよし、繊細なフグ釣りで腕を磨くもよし。 今年の「釣り納め」は、明石の豊かな海で締めくくってみてはいかがでしょうか?
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