寒さが身に染みる季節ですが、釣り人にはこの時期どうしても海へ向かいたくなる理由があります。そう、「冬のカワハギ」です。
濃厚な肝を溶かした肝醤油でいただく刺身、そして冷えた体に染み渡るカワハギ鍋……。食味抜群のターゲットを求め、なかなか初心者の域を脱しない記者ではありますが、意気揚々と出撃してきました。
今回は、2026年の初釣りとして三重県・引本浦の「エヌテックマリン」さんにお世話になった、新春カワハギ釣行の模様をお届けします。

豪華メンバーでの新春・講習会!
今回お声掛けいただいたのは、フィッシングリポーターとして活躍中の萩原香さん。「お正月にカワハギ釣りいかがですか?」というお誘いで連休最終日の1月4日、引本沖へと向かいました。
さらに当日は強力な助っ人が! カワハギ用の集寄「ユラメキ集寄」の製作者であり、カワハギ釣りの名手としても知られる「HAKU工房」のハクさんが同船。なんと、実釣しながらの「カワハギ講習会」を開催してくださるとのこと。
昨シーズンも引本で釣行しており、イメージトレーニングはバッチリ(なはず)。夜の新年会用食材を確保するべく、いざ出船です!

出船前のレクチャー
この日の引本浦は、放射冷却の影響か早朝は厳しい冷え込み。日が昇るにつれてポカポカ陽気になりましたが、水の中はまだお正月休みモードなのかもしれません。
朝イチはカワハギからの反応が皆無。 しかし、時間が経つにつれエサが取られ始め、船中でもポツポツと本命が上がり始めました。

前半の渋い時間帯にもカワハギを掛ける萩原香さん

ハク先生はヒットする度に皆にアドバイスをくれて、静かに淡々と釣りをされていました。さすが名人の風格
「エサは取られるのに、アタリが分からない…」
カワハギ釣り特有の迷路に迷い込んだ記者。掛けられない焦りが募ります。 そんな時、ハク先生から神アドバイスが。
「集寄を使ってみて、ロッドも少し調子を変えてみましょう」
当初、アタリをダイレクトに取ろうと「9:1調子」の硬めの竿を使っていましたが、低活性時の微細なアタリを弾いてしまっていたようです。 そこで、「8:2調子」のロッドに変更し、ハク先生推奨の集寄をセット。
すると、変更直後に明確なシグナルが! 待望の2026年初カワハギをキャッチ! やはり名人の状況判断は違います。道具と仕掛けのバランスがいかに重要か、改めて痛感しました。


2026年初カワハギ
釣る人はここが違う!「誘い」の極意

橘美穂さんがキャッチした良型。カワハギ釣り経験は少ないそうですが、いろんな釣りをされるパワフル女子
この日、隣で好調に竿を曲げていたのが橘美穂さん。 彼女の釣りを観察していると、ある特徴がありました。それは「スローな誘い」です。
オモリを底に着けた状態で、仕掛けを派手に動かしすぎず、優しく叩くイメージ。 この誘いが当日のパターンに見事ハマり、終始アタリを引き出していました。
そして中盤、橘さんの竿が大きく弧を描きます。 上がってきたのは、なんと「カワハギとホウボウのダブル」! これには船中も大盛り上がり。まさに奇跡のワンシーンでした。

「めっちゃ重たい」とファイトも大変そうでしたが、初めて見た組合せ(笑)。ミラクルです!
また、昨シーズンもご一緒した松本知穂さんは、27cmの良型をはじめコンスタントに釣果を重ねており、その安定感は流石の一言。

松本知穂さんはお見事な良型!この後もよいサイズばかりゲットされていました!



萩原香さんとハク先生のダブルヒット!後半はカワハギの活性も上がり、ダブルヒットも多かったです

ハク先生や皆さんのテクニックを盗み見ながら、あーでもない、こーでもないと試行錯誤を続けましたが、無念のタイムアップ。 竿頭はもちろんハク先生で、このタフコンディションの中で安定のツ抜け(10尾以上)を達成。記者はまだまだ修行が足りません。これはリベンジ確定です。
しかし、やっぱりカワハギ釣りは「ムズおもろい」! エサの付け方、仕掛けのセッティング、オモリの選択、集寄の有無、そしてタックルバランスと誘い…。 学ぶべきことが山のようにありますが、それがまた次回の釣行へのモチベーションになります。

今回も楽しかったです!ありがとうございました!
釣りの後は…最高のご褒美!

帰宅後は、ハク先生にお裾分けいただいたカワハギも含め、家族団らんでカワハギ鍋を囲みました。 プリップリの身と、濃厚な肝の旨味。釣りの疲れも吹き飛ぶ美味しさでした。
今回お世話になったエヌテックマリンの中井船長、企画してくださった萩原香さん、そしてハク先生をはじめとする愉快な仲間の皆様、本当にありがとうございました!
2026年も、美味しい魚と楽しい釣りを求めて、現場へ走り続けます!


























