2020年も船宿、釣り人の多大な協力もあり無事行うことができた大阪湾タチウオキングバトル。
今年の参加総数は924人とコロナ禍の中でも多くの釣り人が参加した。
その予選を勝ち抜け、セミファイナルも勝ち残った18人と昨年度覇者の東元達也氏の19人で争われた。
司会進行は伊丹章氏と本紙でもおなじみトモチンの2人で進められた。
優勝カップの返還やルール説明などが済むと、クーラーチェックを済ませて沖へと出船。
6時前に出船して7時前に洲本沖のポイントに到着。
朝一から高活性、前から釣れ始める
朝イチは前からアタリが出始める。
竿が次々と曲がっていく。
前の釣座が少し有利なのかと見ていると、しばらくすると前も後ろも関係なくアタリだす。
こうなると、誰がよく釣れているのか分からない。
中には前半で40尾前後釣り上げた人もいた。
この時はリアクション系の誘いで釣る人が好調に数を伸ばしていた印象だ
後半戦からは濁りがキツく一転渋い状況に
後半は一転、濁りがキツくなり、渋い状況に。
アタリはあるようだが、小さなアタリが多く、追いも弱いと話す釣り人が多い。
そんな中でもアタリを出し続けたのが2人。

金森聡氏

中山武嘉氏
中山武嘉氏と金森聡氏。
この2人は前半もコンスタントに釣っていたが、後半も数を伸ばしていた。

今永氏
2人に加えて、前半戦に数を伸ばしていた今永航汰氏の3人の争いに。
新型コロナウイルス対策のために例年よりも早く納竿し、帰港して検量タイムへ
ドキドキの検量タイムへ
港に着くと、検量が始まる。
1人ずつ呼び出しがかかり、皆が注目する中、1尾ずつ数えられていく。
全ての検量が終わり、伊丹氏とトモチンから結果発表が。
8代目の大阪湾王座についたのは中山武嘉氏
見事60尾を釣り上げ王座を獲得したのは中山武嘉氏。
初のファイナル進出で20代の若さながら見事優勝を決めた。
2位には同じくファイナル初進出の金森聡氏。
3位は2年連続ファイナル進出の今永航汰氏。
表彰台の3人の内2人が20代と若い力の躍進が見られた大会だった。
優勝者のタックル
中山氏のタックルはサーベルマスターエクスチューン91H173(シマノ)とリールがフォースマスター400(シマノ)+CRANK110(リブレ)。
ロッドは以前はサーベルマスターエクスチューンの91H160を使用していたがフィーリングがいまいちしっくりこなかったが、91H173が発売されて試してみるとしっかりハマり、今年の釣りがうまくいったとの事だった。
エサは練餌海道のキングドラゴンを使用。
これを2つにカットして使用する。
カットするのはテンヤのシャンクから飛び出るタラシの長さを調整するためで、短く切った方はシャンク部分に巻いてエサ持ちをアップさせる。
誘い方はワンピッチのジャークが基本で、前半戦はステイを1秒までの短いステイで、後半戦はタチウオが見失わないようにステイの時間を長くするとよかったそうだ。
今年も無事終えることができた大阪湾タチウオKINGバトル。
来年は一体どんなドラマが待っているのでしょうか。