釣りたての透き通ったスルメイカ。その美しさと、釣り人しか味わえない「透明な刺身」の旨さは格別ですよね。 しかし、その美味しさの裏には、知っておかないと痛い目を見る「危険」が潜んでいるのをご存知ですか?
今回は、スルメイカを釣る現場でのトラブル回避術から、台所で絶対にやってはいけない処理の仕方まで、「安全に美味しく食べるための鉄則」をご紹介します。
1. 釣る時の注意:墨と噛みつきに御用心
スルメイカを釣り上げた瞬間、喜びのあまり油断していませんか?

釣れて笑顔ですが、水や墨は噴射されています。レインウェアは必須
イカは海水を吸い込んで、ものすごい勢いで噴射します。取り込むときは「漏斗(ろうと)」と呼ばれる噴射口を自分や人に向けないのがマナー。汚れても良い服で挑みましょう。
腕の付け根にある口(カラストンビ)は、硬い貝殻も噛み砕くほど強力です。針を外す際、うっかり指を入れると流血沙汰になります。必ずイカの胴体を持つようにしましょう。

スッテやエギのカンナを外す際は注意してください
2. 食べる時の注意:ここが最重要!食中毒と怪我を防ぐ
持ち帰ったイカを調理する際、これだけは守ってください。特に「生食(刺身)」の場合は要注意です。

白い糸のような寄生虫アニサキス。胃に入ると、のたうち回るほどの激痛を引き起こします。
対策としては…
・目視確認: スライスする際、光に透かして白い糸がいないか徹底チェック。
・冷凍: 家庭用冷蔵庫なら48時間以上(JIS規格等の一般的な家庭用冷凍庫は-18℃基準が多いため、長めの冷凍が推奨されます)冷凍すれば死滅します。これが一番安全で、間違いありません。
・飾り包丁: 生で食べるなら、細かく切れ込みを入れることで、見逃した虫を切断できる可能性が高まります。

意外と知られていないのがコレです。オスのイカにある白くて細長い束(精子のカプセル)。
これを誤って生で食べて口の中で破れると、中の針のような構造物が口内の粘膜や喉に突き刺さります。激痛が走り、手術で取ることになるケースも。
対策としては、 内臓処理の際、白い束を見つけたら絶対に潰さず、丁寧に取り除いてください。
真水(水道水)に弱い性質があります。さばく過程で、一度しっかりと水道水で洗うだけでリスクを大幅に減らせます。

少し怖いことも書きましたが、正しい知識があればリスクは回避できます。 「真水で洗う」「目視と冷凍」「内臓処理の徹底」。この3つを守って、釣りたて最高のスルメイカを堪能してください!

























