スタッドレスを買ったら人生変わった。記者が雪中のエリアトラウトに沼るワケ

「冬の釣り? 寒いし無理無理」

正直に白状します。2年前まで、私はそう思っていました。

しかし、人生には「転機」があるもので。 ひょんなことからスタッドレスタイヤを購入したのが運の尽き(?)。いや、幸運の始まりでした。

 

これまで恐る恐る避けていた「雪」へのアクセス権を手に入れた途端、私の目に映る世界は一変しました。静寂に包まれた雪景色、その中で糸を垂らす非日常感。「あれ、実は私、雪が好きだったのか?」と、アラフィフにして自分の知られざる一面を発見してしまったのです(笑)。

というわけで、寒さよりも興奮が勝ってしまった私が向かったのは、滋賀県にあるエリアトラウトの聖地、フィッシングパーク高島の泉さんです。

豪雪のちパラダイス。湧水の恩恵を知る

1月24日、現地到着は14時頃。 そこには衝撃の光景が広がっていました。積雪は50cm以上。いつもなら満車の駐車場も、さすがにこの日はまばら。

「ボウズだったらどうしよう…」

一抹の不安を抱えつつ受付へ。「こんな雪でも釣れますか?」と恐る恐る聞くと、スタッフさんからは意外な答えが。

「急激に水温は下がっていないので、活性も下がっていませんよ」

これぞ高島の泉の強み。安曇川の「湧水」を利用しているため、冬は水温が安定して高く、逆に夏は冷たいのです。外は極寒でも、水中はトラウトたちの適温パラダイス。これは期待値爆上がりです。

2時間一本勝負! 迷走と連発のルアーローテーション

今回の持ち時間は2時間。夕飯のおかず(規定量)を確保しつつ、この雪景色を楽しむのがミッションです。

まずはスプーンから入りますが、反応が薄い。すぐに頭を切り替えます。最近の経験則から、ジャーキング系か浮上系のミノーが怪しいと睨み、ダブルクラッチとTCレイゲンを投入。

ダブルクラッチのジャーク&ステイでサクラマスを狙うも、今回はご不在の様子。ニジマスが1尾ヒットして遊んでくれましたが、連発とはいきません。TCレイゲンや、初投入のニョロ系のブルーコ50でチェイスを確認するも、「あと一歩」の距離が縮まらないもどかしい展開。

「もっと検証したいけど、時間がない!」

そう、2時間ってめっちゃ短いんです。いつも短時間スタイルではありますが、最近はこの検証時間の足りなさに、せめて半日は釣りをしないといけないなと、感じています。たくさん釣ってこそ、分かることが多いですからね。

さて、焦る私が次に選んだのは、シンキングクランクのウッサ。前回、前々回と実績のある、信頼のルアーです。

これが正解でした。 カラーローテの中でキンクロに変えた瞬間、明確なバイト! 2尾目をキャッチして、ようやく肩の力が抜けました。

その後、最近絶好調のドリフトスピンにチェンジすると、ここからが早かった。新調したオレンジとカラシカラーで立て続けにヒット!

「連発すると気持ちいい!」

降りしきる雪の中、ドラグ音が鳴り響く瞬間のアドレナリン。これだからエリアトラウトはやめられません。

雪見釣りの「特権」と、ひとつだけの反省点

いつもは賑わっているレストハウスも、この日は貸切状態でした

吹雪いたり、晴れ間が見えたりと忙しい天気でしたが、指先の感覚がなくなればレストハウスへ避難。暖房の効いた部屋で温かい飲み物を飲みながら、窓の外の雪景色を眺める。

これこそ、管理釣り場(エリアトラウト)ならではの贅沢。過酷な自然と快適な環境のいいとこ取りができるのも、この釣りの魅力です。

当日使用したルアー。

結果、2時間でレギュラーサイズのニジマスを5尾ゲット。 何か明確なパターンを掴みきったわけではありませんが、食べ頃サイズの綺麗なニジマスを1尾キープし、意気揚々と帰路につきました。高島の泉の魚は味が良いので、帰ってからの食卓も楽しみの一つです。

最後に、読者の皆様にお詫びを…。 寒さと手返しの良さを優先し、フックリリーサーで魚を即リリースしていたため、肝心の魚の写真が一枚もありません(泣)。

雪景色の写真ばかり撮っている場合じゃなかった…。 次こそは、銀ピカの魚体もしっかりカメラに収めてきます!

スタッドレスタイヤと少しの勇気があれば、冬の釣りはもっと楽しくなる。 皆様もぜひ、雪の中の熱いエリアトラウトを体験してみてください。

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