2026年サクラマス解禁!雪の九頭竜川で誕生日プレゼントを狙った結果は?

福井県・九頭竜川は毎年、2月1日に「サクラマス解禁日」を迎えます。

2026年の解禁日は、幸運にも日曜日。しかも、個人的な話で恐縮ですが、2月1日は私の誕生日でもあります。

「これは、サクラマスからの誕生日プレゼントが期待できるのでは……?」

そんな淡い、そして少々よこしまな期待を胸に(笑)、記者は福井へと車を走らせました。

※2025年に2回挑戦した時の様子と、2026年への意気込みの記事はコチラ

【2025年を振り返る】幻の魚「サクラマス」に挑戦。すべては20年前の「縁」から始まっていた

予想を上回る銀世界。まずは「フィッシングポイント」さんへ

前夜からの雪により、福井市内は一面の銀世界。覚悟はしていましたが、これほどまで積もっているとは驚きです。

しかし、ここまで来て竿を出さずに帰るという選択肢はありません。まずは状況確認と遊漁券の購入、そして「お守り」代わりのルアーを補充するため、「フィッシングポイント」さんを訪ねました。

「フィッシングポイント」の平内店長を訪ねると、そこには九頭竜川中部漁協の監視員を務める青木雅通さんがおられました。青木さんは、九頭竜のサクラマスやシーバスを知り尽くしたエキスパートです。

「この雪じゃあ、ポイントも限られるけれど……」

そんな言葉を添えつつも、今の川の状況や、この低水温期に効くルアー、そして狙い方を丁寧にアドバイスしてくださいました。

サクラマスコーナー。地元ならではの品揃え

実績場マップもあります。2月15日までは高屋橋~高速下のみ、2月16日から全面解禁となります

お二人の勧めで、昨年も訪れた実績ポイント「新幹線下」へ入ることに決めました。

左が平内店長、中央が記者、右が青木さん。ありがとうございました!

貸切状態の「新幹線下」。静寂を切り裂くキャスト

昼頃にポイントへ到着しました。通常、新幹線下といえば、多くのアングラーが肩を並べる超人気ポイントですが、この日は違いました。

なんと、先行者はゼロ。 正確には、雪の上に午前中のものと思われる足跡はありましたが、引き上げられたようでした。準備をしていると車が停まり、アングラーが声を掛けてくれました。

「いやあ、この雪はさすがにキツい。今日は川の様子だけ見て帰るよ」

情報交換をさせていただきながら、その方の温かい言葉に励まされました。この状況のなかで出会う釣り人は、誰もがどこか「同志」のような空気感を纏っています。

意を決して、膝ほどまで埋まる雪を漕ぎながら入川。空気は冷たいですが、高揚感のせいか寒さは感じません。新調したルアーを流心へと送り込みます。

3時間の静寂。それでも「来てよかった」と思える理由

雪は降ったりやんだりを繰り返し、指先の感覚が失われそうになるなか、少しずつ移動しながらキャストを繰り返しました。

3時間ほど粘り、テトラ際や流心のヨレを探りましたが、サクラマスからのコンタクトはありませんでした。さらに上流へ歩くことも考えましたが、積雪と水深を考え、安全を最優先してここでストップフィッシングとしました。

結果はボウズ。誕生日プレゼントのサクラマスは、そう簡単には微笑んでくれませんでした。

しかし、不思議と悔しさはなかったのです。現場に来なければ叶わなかった出会い。そして、一面の銀世界でルアーをキャストするストイックな体験。

「こんな天候でも川に立つのは、本当にこの釣りが好きな人だけだ」

自分も含め、この日九頭竜川にいた全ての釣り人に対して、勝手ながら非常に濃い連帯感を感じることができました。

「幻」が確信に変わった、店長からの連絡

今回の釣行には、さらに続きがありました。 釣行後、平内店長から連絡をいただいたのですが、なんと「午前中に1尾、私が入ったポイントに近い所でサクラマスが釣れた」というのです!

それを聞いた瞬間、一気にテンションが上がりました。自分がいたあの場所の近くに、確かにサクラマスはいた。そう思うと、幻の魚がとても身近な存在に感じられました。

私にとってサクラマスは特別な存在です。 寝ても覚めても追い続けるようなスタイルではありませんが、「あの銀色の魚体に触れたい」という想いだけで動いています。

2026年のシーズンはまだ始まったばかり。 今シーズンはもう少し機会を増やして、幻と出会える確率を上げていきたいと思います。次こそは、あの力強いローリングをこの手で受け止めたいですね。

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