
エリアトラウト。それは、わずか数センチのレンジ攻略とルアー選択が釣果を分ける、非常に繊細な釣りですよね。
朝イチの放流タイム、悶絶の昼下がり、そしてドラマが起きる夕まずめ……。 「今の状況なら、あの絶妙な中間色の1.2gが必要だ」 そう頭に浮かんだ瞬間、皆さんはどれだけ素早くその1枚を手に取ることができているでしょうか。
大量のスプーンが詰まったワレットを何冊もめくり、ようやく見つけた時には時すでに遅し。魚の回遊は去り、活性のピークは過ぎていた。そんな苦い経験を持つアングラーにこそ、ぜひ知っていただきたい「革命的アイテム」があるのです。
■数えるのを諦めたほどの「超」収納力
このボードの最大の特徴、それは圧倒的な収納量にあります。 なんと、スプーンをフックで固定できるプレートが「16枚」も標準装備されているのです。
一体、何個のスプーンが収まるのか? 気になりすぎて、明邦化学工業のスタッフさんに直接聞いてみたところ、返ってきたのは「正確にはわかりません(笑)」という回答でした。
しかし、計算してみるとその凄さがわかります。1枚のプレートに10個のスプーンを並べるとすれば、合計で160個。

出典:明邦化学工業
いや、待ってください。1枚のプレートに18個のスプーンが並んでいる衝撃画像がありました。その計算でいくと、合計で288個!

数えると、このボードには18個のスプーンが収納されています
実際はスプーンのウエイトや大きさによって変わるため、正確な収納数が分からないのが事実で、明邦さんの回答が正しいのです。しかし、それぐらいの数が1つのユニットに収まってしまうのです。
エリア歴3年の筆者も、最近増え続けるスプーンの収納に頭を抱えていましたが、さすがにまだそこまでの在庫はありません(笑)。ですが、エキスパートたちが状況や時間帯に合わせてこれだけの弾数を使い分けるという事実は、もはやエリアの常識。このキャパシティは、初心者にとっては「いつか埋めたい目標」になり、中上級者にとっては「最強の味方」になるはずです。
■「探す」時間を「選ぶ」時間に変えるフラップ構造

単にたくさん入るだけなら、大きなケースでも事足りるかもしれません。「フラップボード」の本質は、その名の通り“パタパタ”とめくれる軽快な操作性にあります。
まるで手帳のページをめくるようにスプーンを一覧できるため、目当ての1枚に辿り着くまでのスピードが劇的に速くなります。「ワレットを開ける、閉める、また別のワレットを取り出す……」 この動作がなくなるだけで、手返しは格段にアップします。手返しが良くなるということは、それだけ魚にアピールする時間が増え、結果として「釣果アップ」に繋がるのです。

このフラップボードは、単体でも優秀ですが、同社の「VS-7090A」や「トランスフォームA」と組み合わせることで真価を発揮します。 プラグ専用の「プラグハウス」と並べて配置すれば、そこはもう、ルアーローテーションをミリ単位で制御するための「自分専用コックピット」の完成です。
「持っているスプーンをすべて把握し、瞬時に繰り出す」 そんな、理想の釣りを支える基盤がここにあります。
筆者も、このボードをパンパンにできるくらいスプーンを使いこなせるよう、日々精進したいと思います。皆さんも、整理整頓を極めて、釣果のステージを一段階“めくって”みませんか?

























