名竿「翔 (はばたき) 石鯛」が約12年振りのフルモデルチェンジ。
翔 (はばたき) 石鯛【シマノ】

出典:シマノ
基本調子を継承しつつ、従来モデルからの40gの軽量化を果たしたイシダイ竿。それが、新生「翔 石鯛」だ。
それでは、この竿の特長を解説していこう。

| 品番 | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 錘負荷(号) | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| MH525 | 5.25 | 並継 | 4 | 143 | 680 | 2.0 | 25-35 | 333 | DOWNLOCK | 94.8 | 104,000円 |
| MH540 | 5.40 | 並継 | 4 | 146.3 | 695 | 2.3 | 25-35 | 333 | DOWNLOCK | 94.6 | 108,000円 |
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2つのX構造が生む強靭なバットパワー
石鯛釣りでは、ツケエを咥えて反転し、一気に疾走する魚に対して即座に主導権を握らなければならない。先手を取られれば、根に入られたり根ズレでラインブレイクしたりする恐れがある。
「翔 石鯛」は、スパイラルXコアとハイパワーXの相乗効果で、高いネジレ剛性とつぶれ剛性を確立している。

強靭なバットパワーを備えており、石鯛の硬い口を貫く確実なフッキングと、反転直後のダッシュを止めて一気に根を切る強引なファイトを実現する。筋肉質なブランクスが、大型石鯛の執拗な締め込みにも余裕を持った対応を見せる。
チタンフレームガイドによる軽量化と感度向上


穂先(#1)と穂持ち(#2)には、糸絡みの回避に特化したチタンフレームのローライダーSiCガイドを採用している。前作と比較してガイド周辺で2.8g軽く、揺れなどの動きが収まる総慣性モーメントも3.8%軽減されている点にも注目だ。

竿先の軽量化は、仕掛け投入時の振り抜けを向上させ、コントロール精度を高めてくれる。足元狙いのアンダーハンドキャストから遠投まで、狙ったポイントへ正確に仕掛けを撃ち込みやすい。
さらに、海底の起伏や磯壁の変化を察知する底取り感度も向上し、理想的な位置にエサを置く動作を助ける。穂先のブレが素早く収まるため、エサを咥えた石鯛に違和感を与えずに走らせる態勢へ繋げられる……と、メリットしかない。
過酷な磯に適応する実戦的パーツとラインナップ
グリップ部にはエラストマー素材を取り入れ、濡れた手でも滑るのを防ぐ仕様だ。

石突は樹脂強化木(プライウッド)製で、手持ちスタイルにも適した小型タイプを装備。エンドロープの着脱が容易な金属製尻手環や、リールをセットした状態でも収納可能な竿袋を含め、実釣における利便性も考慮されている。

中出 一也氏のインプレッション

翔 石鯛はリアルパワー石鯛の上位機種にあたり、素直に石鯛を走らせて獲れるシマノの石鯛竿のベースとなる調子ですね。強度はそのままで軽くなっているため振り抜きやすい。スイング速度が速くなるので、置き竿から遠投でも使えるMH540は、非常に良く飛びます。正直ビックリしました。スパイラルXコアとハイパワーXによるブランクスだからネジレを抑えるのも飛距離アップにつながっていると思います。飛距離が伸びればそれだけ探れる範囲が広がり、正確に打ち返せるポイントも増えるので、石鯛と出会うチャンスが増えますよね。穂先から穂持ちにかけては軽いチタン製のガイドを使っています。先端側が軽くなることで穂先の暴れというか揺れというか、そんな穂先の動きの止まりが早い。石鯛がエサを咥えたときに違和感を与えにくくスムーズに2番、3番に乗ってくるので喰い込みが良いと思います。これは置き竿の釣りで大きなメリットですよね。
MH525のほうは、手持ちでも置き竿でもマルチに使えるオールラウンダー。1日の釣りのなかで、石鯛の活性に合わせて手持ちにしたり置き竿にしたりするのにも便利です。石鯛の警戒心が強くて置き竿では走らないときに手持ちに変えて喰わせにかかる。数少ないチャンスを逃さない、そんな使い方もできますよ。
出典:シマノ
「翔 石鯛」は、アングラーの意図した操作を忠実に反映し、大型石鯛の圧倒的なパワーに対抗する実力を備えたロッドちなっている。
進化した軽量ブランクスと洗練されたパーツ群が、磯の底物釣りを一段上のステージへと押し上げてくれるだろう。























