「ただ巻くだけ」で高級魚? サビキマダイが船釣りデビューに最適な理由
以前から一度挑戦してみたかった、兵庫・知々丸の「サビキマダイ」。
1月には「よい人10尾以上」という好釣果も出ており、期待値はMAX! 大潮周りが有利との情報を得て、2月17日に予約を入れました。
当日が近づくにつれて、マダイの釣果が少し落ち着いてきてしまったのが懸念点ですが、「潮が変われば食いも回復するはず!」と期待を胸に出掛けてきました。
この釣りの最大の魅力は、何と言っても「道具も釣り方もシンプル」なこと。
タックルは3m前後の6:4調子の竿に、手巻きのカウンター付き両軸リール。ラインはPE1号を巻いておけば安心です。
仕かけは、船内で購入できる「知々丸スペシャル(800円)」を使用します。

すでに持っている道具で流用でき、何より「釣り方はただ巻くだけ」という殺し文句に釣られて、今回の釣行を決めました。
5時に集合して乗船。くじ引きで釣座が決められます。
初めての釣りなので、近くに詳しい人がいるとありがたいな…と思っていたところ、何と左舷先頭は常連の田端さん。そして私の左隣は、月に1〜2回は知々丸に乗り、最近もマダイ12尾で竿頭になったという姫路市の河野さん!
頼もしいベテラン勢に囲まれ、いざ出陣です。

▲ベテランさんの仕かけマット
5時半に出船し、ポイントとなる小豆島南端までは約1時間40分のクルージング。

▲小豆島の南東端付近
到着早々、田端さんの探見丸(魚探)を覗くと魚の気配が薄い様子…。

「今日は厳しいなあ」との言葉に緊張が走ります。
釣り方は本当にシンプル。35号のオモリが底に着けば、あとは一定の速度で仕かけを巻き上げるだけです。
巻き上げスピードは各自まちまちですが、活性が低いようなので比較的ゆっくりの人が多い様子。途中でアクションを加えることなく、ひたすら「ただ巻くだけ」を繰り返します。
私も周りのスピードに合わせながら巻いていると、4投目。底から5m巻き上げた辺りで「コン」とアタリが!
「きたきた!」
逸る気持ちを抑え、冷静に「ただ巻くだけ、ただ巻くだけ…」と自分に言い聞かせながら巻き続けます。
ハンドルを3回巻いたところで、明確な「コンコンコン」という叩くような引き。まだまだ、このままではアワセない。
だんだん強くなるアタリが3回続き、3度目にズシッとしたかなりの重量感が乗りました!
思わず座って釣っていた体勢から、急激な引きに対応しようとゆっくり立ち上がった瞬間……
フアッ……
竿先が虚しく戻り、テンションが抜けてしまいました。これが大失敗!
まだ仕かけの周りには気配があったので、しばらく巻き上げ、再度落とし直しましたが、時すでに遅し。気配は消えてしまいました。
しばらく沈黙が続きましたが、隣の河野さんの竿が大きく曲がりました!

▲姫路の河野さんがスズキをヒットさせた
手早く巻き上げ、手慣れた様子でタモに収まったのは、目測65cmの立派なスズキが2尾。

これを皮切りに、船中でスズキが釣れ出しました。

▲スズキの引きは強烈で、竿が胴から曲がる
すると、筆者にも待望のアタリが!
先ほどのマダイらしきアタリとは全く違い、「コン、ギューン!」と一気に竿を締め込みます。
それでも「ただ巻くだけ」を徹底し、竿の根元まで入るまで待ってから竿を立てました。
しっかり針掛かりすると、強烈な引き!
必死に巻き上げていると、船長が走ってきてタモ入れしてくれるナイスサポート。無事取り込んだのは60cmほどの良型スズキでした。

▲マダイは不発も、スズキで引きを楽しんだ筆者
その後もスズキは釣れ続きましたが、この日は残念ながら本命のマダイのアタリはなく、12時半に沖上がりとなりました。

▲スズキの竿頭は河野さん、前回はマダイ12尾の竿頭だった

▲川端さんの釣果、大型スズキ
マダイが釣れなかったのはこの日だけで、その後はマダイ、スズキ、メバルが順調に釣れているようです。

▲2月21日

▲2月24日
この釣りは「巻くだけ」で簡単なので、船釣りを始めたい人にも本当にオススメです。竿とリールさえあれば、仕かけは船で購入できるので入門のハードルも低いのが魅力。
しかし、「ただ巻くだけ」と言いつつ、実は奥が深い。
アタリがあっても冷静に巻き続けるのは結構なメンタルが必要ですし、その日のヒットパターンとなる「巻きスピード」を見つけるのもゲーム性があって楽しいものです。
初心者から上級者まで、それぞれに楽しめるサビキマダイにぜひ挑戦してください!

▲大型船の知々丸
小豆島周辺のサビキマダイ
・男性:9,000円
・女性/高校生:7,000円
・小/中学生:5,000円
氷は持参

▲船着き場の近くにある知々丸の駐車場























