極上の旨み!シーズン終盤の「ヒガンフグ」を仕留めるカットウ釣り攻略法(愛知・師崎 石川丸)

食通の間で、絶品と言われている「ヒガンフグ」

その濃厚な味わいに魅了され、関西方面から愛知・師崎(もろざき)へ足を運ぶアングラーが急増しています。

今回は師崎の名門、石川丸での実釣をベースに、シーズン終盤の気難しいフグを攻略するための釣り方を解説します。

▲複数体制で出船している石川丸。3月はフグ狙いのほか、泳がせ釣りやカサゴ狙いなどで出船しています

■ ターゲット:師崎沖の「二大フグ」

このエリアでのカットウ釣りは、主に以下の2種が相手となります。

  • ヒガンフグ: 本命。身の締まりがよく、熟成させることで旨みが増加する高級魚。

  • コモンフグ: ヒガンフグより小ぶりながら、数釣りが期待できます。

■ タックル選び:竿は繊細な穂先と強いバットが必須

フグの微かな触りを察知し、瞬時に針を貫通させるためのセッティングが求められます。

  • ロッド: 穂先の感度が鋭く、かつアワセが効くバットパワーを備えた、オモリ負荷30号程度の専用竿。

  • リール: 小型ベイトリール。タナは底が中心のため、カウンター機能の有無は問いません。

  • 仕掛け:胴突き式が一般的ですが、中オモリ式でも大丈夫です。

【根掛かり攻略の知恵】

師崎沖は関西圏のポイントとは異なり、岩礁帯や根の荒い場所をタイトに攻めます。根掛かりによる仕掛けのロストを想定し、予備の仕掛けは多めに用意しましょう。

特にカットウ針(替え針)の消耗が激しいため、仕掛け本体以上に予備を持つのが定石です。

▲タックルは専用竿がオススメです

▲仕掛け

▲胴突き仕掛け

■ エサ:アオヤギをメインにアルゼンチン赤エビもベター

関西ではアルゼンチン赤エビが主流ですが、師崎のヒガンフグ狙いではアオヤギ(バカガイの身)がメインエサとなります。

1つの身をフックに縫うように刺し通すます。これを2〜3個重ねてボリュームを出す。

▲アオヤギ

アオヤギの入荷が不安定な時期は、予備としてアルゼンチン赤エビを準備しておくと安心です。日によっては、エビの方が反応がよい時があります。

▲アルゼンチン赤エビ

■ 実釣:低水温期を制する「5秒の空アワセ」

フグは釣り人が気づかないうちにエサを掠め取る名手。漫然と仕掛けを置いておくのではなく、意識的なアクションを心がけてください。

【基本の動作】

  1. サミングしながら着底。

  2. 糸フケを素早く回収。

  3. 底をトントンと叩くか、50cmほどゆっくり持ち上げて誘う。

  4. 10秒間のステイ(食わせの間)。

  5. 違和感があれば即座にアワセを入れる。

【居食い対策:空アワセの導入】

3月の低水温期はフグの活性が下がり、アタリが手元に伝わらない「居食い」が多発します。この対策として有効なのが、5秒に一度の空アワセです。

不意に針先を跳ね上げる動作が誘いと自動的なフッキングを兼ね、アタリを感知できない初心者でもヒット率を底上げできます。ベテランにとっても、ボーズを回避するための強力な引き出しとなるはず。

▲仕掛けが着底したら、5秒ほどステイ

▲5秒に一度空アワセを入れる

■ 釣行の締めくくり

師崎のヒガンフグは、3月末頃まで楽しめます。

▲ヒガンフグ、コモンフグが土産十分釣れることも!

釣れたフグは船宿側で安全に除毒・処理(みがき)してくれるため、持ち帰ってからの調理がスムーズな点も石川丸の魅力です。

市場には滅多に並ばない「本物の旨さ」を求め、万全の予備針を携えて師崎の海へ繰り出してみてください。

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