ラインスラックの影響が如実に表れる筏釣りにおいて、竿のフッキング性能は永遠の課題だ。とくに水深の深いエリアや潮流の速いポイントでは、アワセの力が伝わらない場面も増える。
そんなアングラーの悩みを払拭するべく、シマノから新たな筏竿「セイハコウ ラディカル」が2026年登場。
セイハコウ ラディカル【シマノ】

出典:シマノ
| 品番 | 全長(m) | 継ぎ方式 | 穂先互換タイプ | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 錘負荷(号) | 適合ハリス(号) | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(税別) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 155 | 1.55 | 並継 | D | 2 | 106.6 | 110 | 0.4 | 0-2 | 0.8-3 | 220 | DOWNLOCK | 21.4 | 44,500円 |
| 165 | 1.65 | 並継 | D | 2 | 116.6 | 114 | 0.4 | 0-2 | 0.8-3 | 250 | DOWNLOCK | 20.1 | 46,000円 |
シマノ公式「セイハコウ ラディカル」詳細ページはこちら
確実に掛ける「ハイテーパーブランクス」
「セイハコウ ラディカル」の真骨頂は、シマノ独自の「スパイラルXコア」と「ハイテーパーブランクス」を組み合わせた設計にある。

調子にメリハリを持たせた硬式先調子は、各動作を効率良く、かつ高精度にこなす仕上がりだ。
筏釣りでは潮流や喰わせの操作によってラインスラックが生じるため、水深が深くなるにつれてアワセが決まらなくなる。しかし、「セイハコウ ラディカル」はそのような状況でも、確実なフッキング性能をサポートしてくれる。
また、不意の大型クロダイ対しても余裕のあるバットパワーでプレッシャーをかけるやり取りにも対応する……と。
立てるほど強く、のされてもカバーする「硬式先調子」
「セイハコウ フィラート」に比較してバットパワーを強く設定、「掛ける」「すばやく浮かせる」を具現化した「硬式先調子」。ラインスラックの影響を受けても確かなフッキングを決め、竿を立てれば立てるほどパワーを発揮するそうだ。

ただバットパワーだけ強いだけではなく、竿がのされてしまう角度においても曲がりが追従し、ハリス強度を引き出してくれるそうだ。

竿の曲がりを阻害しないXガイド3Dチタン

シングルフットのXガイド3Dチタンを採用。高強度でありながら竿の曲がりを阻害しないため、竿本来の性能をフルに発揮してくれる。
2種類の穂先を標準搭載。(穂先互換タイプD)

R1とR-2、調子の異なる2本の穂先を標準搭載。これによって多様なシチュエーションに対応できるようになっている。
山本 太郎氏のインプレッション

私のイメージとしてラディカルはフィラートの兄弟分で、フィラートは「曲げて楽しむ遊び心」が強く反映されているのですが、ラディカルに関しては釣り人の技術をカバーして「掛けた魚を確実に獲る」そんな位置付けですね。ハイテーパーブランクスなのでバット部分がフィラートより太くて強いんですけど、だからといって重いわけでも硬すぎるわけでもない。養殖コワリの釣り場であるとか、縦横無尽にロープが張り巡らされているとか、カキ棚があるとか、そんな障害物の多い釣り場でもラディカルなら安心感があります。
先に登場したフィラートが「お兄ちゃん」なら、ラディカルは「やんちゃな弟」でしょうか。いろんなシーンでこの釣りを楽しみたい人には、ラディカルがおすすめですね。決してフィラートは弱い竿ではないのですが、掛けてから取り込むまでの間、あまりにもハラハラ、ドキドキ感が多すぎるシチュエーションなら、ラディカルのほうが活躍すると思います。もちろん好みで選んでいただければと思いますが。
あと水深がある釣り場ですね。インストラクターの田中修司さんが言っていましたが、彼の地元の大分では深い釣り場が多いので、フィラートはアワセが心配だったけど、ラディカルはそれがないと。水深でいえば20~30m。九州だけでなく四国の豊後水道に面した釣り場、高知県の宿毛や愛媛県の北灘なども深い釣り場が多いので、そういったところでは特に良いですね。スパイラルXコアのおかげで、ブランクスの反発力がそのままラディカルに活かされている。曲がるけれども、曲がった分は確実に戻してくれる。極限まで曲がったときのブランクスのつぶれも少ないです。
あと今回は光沢のあるピアノブラックのようなカラーが基調。シックで渋い印象も魅力ですね。長さも155と165で、フィラートより5cmずつ長くしてありますので、スペック的にも面白いと思います。フィラートと合わせて、“兄弟”でよりかゆいところに手が届くシリーズになりましたね。
出典:シマノ
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