紀淡海峡の速い潮流に揉まれ、豊富なエサを食べて育つ、和歌山県・加太沖の魚。身の締まりと脂の乗りが抜群で、県外からも多くのアングラーが足を運ぶ一級ポイントです。

▲関西有数の漁場である、和歌山県加太沖。美味しいアジやブランド化された「加太のマダイ」を狙うことができます
3月1日、つりそく船釣りクラブのメンバー16人で、加太の人気船「三邦丸」へ乗船。手軽ながら奥が深いアジ狙いの様子をレポートします。

▲第14期つりそく船釣りクラブのメンバー。今回は16人が参加しました
大型船ならではの安心感と充実の設備
三邦丸は関西最大級の船体を誇り、初心者へのサポート体制も整った船宿です。

▲三邦丸の受付事務所
受付事務所では仕掛けやエサ、軽食の購入が可能。レンタルタックルも完備されており、手ぶらでの釣行も選択肢に入ります。



▲仕掛けやエサ、軽食などが購入可能です
今回は中型船「しろさんぽう」で出船。
5時20分集合、6時出船のスケジュールで、約 30分かけてポイントの「コイヅキ」を目指しました。

▲今回乗船した「しろさんぽう」
ターゲットは 50〜70mのかけ上がりに潜む
当日のポイントは岩礁帯が絡むかけ上がり。根掛かりに気を付けつつ、慎重に底を探る展開となりました。
| 項目 | タックル・仕掛け詳細 |
| ロッド | 73調子の船竿(オモリ負荷 30号) |
| リール | ベイトリール |
| ライン | PE 2号 |
| 仕掛け | 全長 2.5m前後の胴付き 3本針(幹糸 4号、ハリス 3号) |

▲仕掛け一例
アジは底付近に定位するため、竿をゆっくり上下させて誘いを入れた後、10秒ほどステイをしたり、5mほどスローに巻き上げてから落とし直したりする動作が有効です。

8時半からのラッシュ。低水温期の「居食い」を捉える
朝一番は沈黙が続いたものの、船長の「8時半以降に動き出す」という読みが的中。時間になると、各所で竿が曲がり始めました。

▲序盤にアジをキャッチした、山岡氏
水温が低いこの時期は、アジが積極的にエサを追わず、その場で口を使う「居食い」のような反応が多く見られます。
手元に伝わるのは「コツコツ」という極小のシグナル。違和感に対して鋭すぎない程度のアワセを入れ、確実に針を貫通させる技術が求められます。


▲ベテランの坂氏は胴の間でアジを釣り上げました
型は 25〜30cmの中型が中心。一時は入れ食いモードに突入する人も見られました。時合は短かったのですが、船内が賑わいました。

▲この釣り初めての今枝氏はダブルでアジをキャッチ

▲右舷のトモの藤森さんは良型をキャッチしていました

▲ベテランの南氏もアジを釣り上げました
当日は青イソメやオキアミのほか、ワームもよかった
エサは青イソメとオキアミが基本ですが、この日はワームへの反応もよかったです。


▲加太沖のアジ狙いのエサは青イソメやオキアミが基本。青イソメは1匹をチョン掛けします
特にピンクやパープルカラーへの食いがよく、エサ取りに強いワームの利点が活きる場面も。


▲この日はワームに反応がよかったようでした

▲右舷の胴の間の藤原氏は後半にアジをキャッチ

▲中盤にアジをキャッチして笑顔のアングラー

▲当日は25~30cmのアジが姿を見せてくれました

▲今のアジは脂が乗ってとても美味。嬉しい1尾です
アジで十分な土産を確保した後は、ガシラ狙いへ移行。こちらもポツポツと姿を見せ、五目釣りらしい釣行となりました。


▲ポツポツながら、ガシラも姿を見せてくれました。ガシラは青イソメやサバの切り身が有効です
今回は中型がメインでしたが、加太沖では 40cmを超える「鬼アジ」の回遊も頻繁に確認されています。
加太のアジの旨みを味わうなら、今の時期がチャンス。
三邦丸の早朝便などで、アジの引きを楽しんでみてはいかがでしょうか。























