釣り人ならずとも知っている「アジ」は、どんな料理にしても美味しい人気のターゲット。
小アジサイズなら堤防でも釣れるが、デカいアジはなかなか釣れない。「40cmを超えるようなデカいアジを、1度は釣って食べてみたい!」そう思う人も多いはず。
そんな大きなアジが狙えるのが、三重・国崎沖のアミエビをマキエに使用した船からのアジ釣り。
今回はそんな国崎沖のアジの釣り方を紹介したい。
タックル&仕かけ
■ロッド:64、または73調子がよい
■リール:小型電動リールの方が手返しが早いのでオススメ
■道糸:PE3号
■リーダー:6~7号
■狙い方:マキエカゴを使用した半月天ビンのズボフカセ仕かけ
■仕かけ:2.5mの3本針がベター
・針にスキンが付いているものが食いがいい
・食いがよい時は空針も効果的
状況により空針もよい
エサ
■サシエは基本的には必要ない
スキンがエサの役割を果たしてくれるので、基本的に用意する必要はない。
基本的にサシエを用意する必要はないが、食い渋い時など、状況によりサシエを使用している人の姿もいる。
マキエがでる量を調節
コツのひとつが、マキエカゴの蓋にテープを張り、マキエが出すぎないように調整するということ。マキが出すぎないので、状況によってはぜひ実践してもらいたいコツのひとつ。
マキエは入れ過ぎないことが肝心
基本の釣り方
①仕かけを底まで落として糸フケを取る
②すぐにリールを巻き、船長の指示ダナまで巻き上げる
③シャクってマキエを出す
④ステイしてアタリを待つ
・ステイの目安は7、8秒
⑤アタリがなければ、再び同じタナで同じ誘いを繰り返す
・3回繰り返せば仕かけを上げる
■シャクる時のポイントはコンパクトにシャクる
大きくシャクるとマキエが広がりすぎて仕かけとの同調が難しくなる。
■シャクった後のステイ
潮が緩い場合はシャクった後は、そのままステイでよいが、潮が速い場合はリールを1、2回転巻き上げるのもよい。アジのアタリが小さい時には、電動微速巻きもよい。
・手返しよくマキエを撒く
・アタリは聞き合わせが◎
・ドラグは締めすぎない
・やり取りは中速巻きで
以上が、国崎沖のアジの釣り方だ。思った以上の引きと、口切れしないかヒヤヒヤしながらのやり取りはスリルがあって面白い。
40cmオーバーともなれば、その引き味は格別。そして、自宅で食べれば、その美味しさにまた行きたくなること必至だ。
ぜひ、皆さまにはこの釣りをタン能してもらいたい。
国崎港の勝丸

勝丸は丁寧な操船と親切な対応で、人気の釣り船