兵庫・明石エリアでは、待望の船タコ釣りが開幕。
タコ用エギで狙う「エギタコ」もすっかり市民権を得て、その勢いで昨年は関東のフィールドでもエギタコが楽しめる船がググ~ンと増えました。
絶妙な駆け引きがある、食べて間違いなし。
釣り味と食味、両立してくれる釣りジャンルのひとつです。
さて、今回はそんな「エギタコ」にピッタリなロッド&リールをご紹介。
「アルファソニック餌木タコ180ti LTD」と「オクトパスライトプラス」。こちらのロッドとリール。
オススメしたいのは「もっとライトにエギタコを楽しみたい!」という皆さんです。
アルファソニック餌木タコ180ti LTD
まずはアルファタックルの「アルファソニック餌木タコ180ti LTD」をご紹介。
ti=チタンを意味し、形状記憶チタン合金トップCTSを搭載したエギタコロッド。LTD=リミテッドを意味します。
その前にまずベースとなった「アルファソニック餌木タコ180」を簡単に紹介します。
そもそも「アルファソニック」とはアルファタックルの船竿でハイエンドモデルが冠する名前。
そしてアルファソニック餌木タコ180は「もっとライトに!」を体現する自重(110gとかなり軽い)、そして操作性、さらにバットパワーもあって人気のロッドでした。

こちらはオリジナルの「アルファソニック餌木タコ180」。非常に操作性の高いロッドで2019年の登場以来、人気のロッドだ
そして2021年はCTS搭載のリミテッド版「アルファソニック餌木タコ180ti LTD」が登場となるわけです。
元来から持っている〝運動神経のイイ〟ロッド性能はそのままに、穂先の感度が圧倒的に向上。
動かす、止めるというアクションへの反応はもちろん、ちょっとした違和感をさらに伝えてくれるロッドとなりました。
特にシビアな時には、海底からのわずかな情報でも明確に伝えてくれるチタン穂先は切り札になるはず!

視認性に優れオレンジ&ホワイトの穂先。視認性も高い。ガイドはFuji KT+KW オールSiCガイドスペック
また、余計な引っ掛かりや違和感がないのにフィットすると好評のスモールトリガーも180から引き続いて搭載。
誘って・感じて・乗せて安心の、タコエギを存分に満喫できる仕上がりに。

CS45-Tオリジナルリールシート。トリガーが小さく負担が少ない。また幅広い握り方にも対応する。個人的にはフロントグリップのローレット加工が滑り防止にうれしかったりする
出典:アルファタックル公式
全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞 (cm) |
標準自重 (g) |
先径 (mm) |
元径 (mm) |
オモリ負荷 (号) |
メーカー希望 小売価格(税抜き) |
1.8 | 2(B) | 135.5 | 131 | 1.6 | 10.0 | 40-100 | 35,500円 |
※2(B)=バットジョイント
アルファソニック餌木タコ180 ti LTD詳細ページはこちら
オクトパスライトプラス
続いてはリール。
テイルウォークのオクトパスライトプラス。

テイルウォーク・オクトパスライト。写真は撮影用のもので、実際の製品にはあらかじめ「国産PE2号200m」が巻かれて販売されるのも高ポイント
細かな機能はひとまずおいて(笑)、絶対的な魅力は…
「コンパクトでパワフル」
これに尽きるかと。
そもそもテイルウォークのタコ系リールって、結構「ドラグ力高め」なのが魅力だと思っていまして。
それは、このオクトパスライトプラスのようなコンパクト系でも当てはまり、パワーは譲らないと。
コレって結構重要なポイントで、コンパクトだけどトルクのないリールってエギタコでは、正直苦労します。
そして、オクトパスライトプラスの「プラス」です。
「オクトパスライトリール」という製品もあるのですが、それと比較すると何が「プラス」なんだと。
参考までにオクトパスライトリールとの比較を。
■オクトパスライトプラス
ギア比 | 自重(g) | ドラグMAX(kg) | ライン | ベアリング | ハンドル巻上量 | メーカー希望価格(税抜き) |
6.6:1 | 215 | 8 | PE2-200m | 4+1 | 62cm/1回転 | 21,000円 |
■オクトパスライトリール
ギア比 | 自重(g) | ドラグMAX(kg) | ライン | ベアリング | ハンドル巻上量 | メーカー希望価格(税抜き) |
5.4:1 | 225 | 6.5 | PE2-200m | 4+1 | 51cm/1回転 | 19,000円 |
ギア比の違いは好みの部分もあるのでさておき、純粋なドラグMAXはプラスに軍配が上がります。
そして、オクトパスライトプラスはアルミラウンドノブのシングルパワーハンドル。トルクある巻き上げとともに、見た目にも「プラス感」が得られません!?

アルミラウンドノブ。握りやすくパワーを伝えられます。ちなみにハンドルは60-75mmの2ポジションに変更可
そして実は……2つの価格差ってほとんどありません。お得ですよ…。
オクトパスライトプラス詳細ページはこちら
ライトなだけではない本格仕様!
エギタコはタックルの進化もあって、かなり細身・軽量なロッド、コンパクトなリールでチャレンジできるようになった釣りのひとつ。
伝えたかったのは、「ライトに楽しむ!」という部分だけに目を向けてしまうと、実際に釣りをしてみるとシンドイ部分がかなりあること。軽いけどパワー不足でシンドイ…。そうなってしまっては本末転倒。
今回紹介したアイテムは「もっとライトに!」な仕様だけれども、タコエギにおいて譲れない部分は妥協せずに本格仕様。
シーズンもいよいよ!ぜひチェックしてみてください。