
横山晴也(よこやまはるや) プロフィール
4月に入り、花粉は辛いですが大変気候もよく、釣り人の活性も高くなってきたように感じられます。
最近の若狭湾の釣況は、引き続きヤリイカの調子がよく、よい日に当たると1人20~30パイ釣れています。
しかしヤリイカシーズンは終盤戦。いつ釣れなくなるかもしれませんので、今回は今年のヤリイカメタルで学んだことをおさらいしたいと思います。
ヤリイカメタルの経験がまだまだ少ない私ですが、読者の皆様の参考になれば幸いです。

①アタリを「待つ」
ヤリイカと夏のマイカ(ケンサキイカ)との決定的な差は、スッテを触った後のイカの行動にあると思います。
ヤリイカの場合、繊細な「前アタリ」があったからと言って、フォローアクションを入れてもイカの活性が上がらなかったり、むしろビックリして逃げて行ってしまったり…。
スッテ操作でガッツリ抱かせてアタリをだすことは容易ではありません。
そこで有効なのはズバリ、「待つ」ことなのです。
前アタリを感じ取ることができたのならば、スッテにほんの少しの動きの変化を与えて、じっくり待つ。
前アタリが分からない時は、船の揺れに任せて待つ。ぜひ皆様にもお試し頂きたいと思います。
②エサ巻きスッテ一強とは限らない!
昨シーズンはエサ巻きスッテの強さを思い知らされたのですが、今年はエサ巻きスッテだから釣れた、と思えるような状況はあまりなく、むしろスッテの姿勢やカラーチョイスが重要だったように感じました。
そもそも、今年はあまりよい釣況に恵まれなかった私。
巻くエサの種類の検証や、状況に応じたエサの使い分けなど、何もできませんでした。
そんな中でも、コロコロとルアーローテーションを行えば、ポロポロとイカを釣ることができ、エサ巻きスッテもカラーバリエーションの1つとして捉えることで、攻略の幅が広がることに気付かされました。
マイカでも同様なことが言えるのではないでしょうか。今度はマイカ狙いでも、こっそりエサ巻きスッテを忍ばせて行ってみたいと思います。
総じて、ヤリイカメタルは、まだまだ開拓の余地が十分にある釣りだと思いました。活性の低いヤリイカから、いかにしてアタリを引きだすか。
カラーローテーション、ロッドワーク以外に何か、要素「X」があるはずです。来シーズンは、この要素「X」を見付け出せたらよいなと思っています。
ヤリイカメタルはアタリも繊細なため、マイカメタルの上達にも繋がります。皆様もぜひ来シーズンに挑戦(修行?)してみてはいかがでしょうか。
また、今年は早くもマイカの声が聞こえ始めています。
続報をお楽しみに!