全国的にいよいよ最盛期を迎える船タコ釣り。
今年は梅雨入りが極端に早かっただけに、釣果の影響が心配ですが、現時点では各地ともコンスタントに釣果が上がっているようです。
船タコ釣りというと、関西ではオモリ50号+タコルアー2個という組み合わせが主流で、主にタコルアーにフォーカスが当てられがちなのですが、実はオモリもアピールや、釣果に直結する重要な要素だとご存じでしたか?
ここでは、さらに釣るためのオモリ(シンカー)の使い分けなど、「寄ってこい」シリーズのオモリを例に紹介していきます。

㊧「光略カスタムシンカー」、㊥「タコ足シンカー」、㊨「光略カスタムシンカーSPEED」。同じ50号でもシンカーによって、これだけ形状が違います。ここでは、この3つのシンカーの特徴と効果的な使い分けを紹介します
「寄ってこい」シリーズのシンカー(オモリ)の特徴
ルミカの「寄ってこい」シリーズのシンカーは共通して以下の3つの特徴があります。
- 両面に発光体やラトルスティックがカスタム可能な「カスタムスリット」を搭載→深場では発光体を、浅場では「ラトルスティック」を使用するパターンがベターです
- シンカー底部に設けられた「バンパーアイ」→着底感度の向上と、カスタマイズ性を高めています
- 単体でも存在感バツグンのカラフルなラインナップ

3タイプのシンカー全てに搭載された「カスタムスリット」。「ラトルスティック」や「発光体(ケミホタル、ルアーライト等)」を差して、アピール力をアップさせることができます。ちなみに挿入可能なのは以下の37mmサイズのアイテムとなります

シンカー底部に設けられた「バンパーアイ」によって、着底時の感度はビンビンにアップ。またこのアイを使ってカスタマイズも楽しめます
船タコゲームに最適のシンカーとその使い方、使い分けをご紹介します。
タコ足シンカー
「タコ足シンカー」は、2021年新発売のオモリです。
最大の特徴は、オモリに直接ルアーを接続可能な「タコ足アイ」!
異色の形状をしていますが、実はメリットが多く、まとめると以下の3つになります。
- 仕掛けの遊びが少なくなり、軽快かつダイレクトな操作性と感度上昇
- 専用スナップを必要としないので、ルアーを用意するだけで使用可能
- オモリ自体に高さがあるため、小さな力で大きく動かすことができる。(根掛かり軽減も!)
特に、1の軽快かつダイレクトな操作感は、船タコゲーム経験者の方にも体験してほしいポイントです。
2、3などは初心者の方にオススメの点です。
揺れる船上でも仕掛け(リグ)を簡単にカスタムすることができますし、慣れない初心者の方でもすぐにアピール不足を補うことができます。
また、他のオモリと同じケース等に入れても判別しやすいよう、タコ足のシンボルをあしらいました。
開発の経緯としては、ユニークなタコルアーが増えてくる一方で、オモリはシンプルな形状、カラーのモノが多く、タコを魅了する機能と形状を備えたオモリがあれば、誘いの引き出しが広がるのでは…と考えで開発に着手。
タコ釣りに欲しい機能がテンコ盛りになったシンカーが誕生しました。
「タコ足シンカー」の使い方、セット法
先述の通り、セットの方法は極めて簡単です。
- 上側(タコ足アイに近い側)にリーダーを結束。
- 「タコ足アイ」にルアーを接続
以上です。※パッケージにもセット方法は記載されています
ボトムに接触するオモリ底部の「バンパーアイ」は、感度を高める狙いと、ブレードや「ぶらぶライト」等を装着してカスタムしさらにアピール力を高めることができます。
また「タコ足アイ」を取り外し、三又サルカンを取り付けるなどなど….まさにタコ足配線のように、仕掛けを増やしていくようなカスタムも…!
「タコ足シンカー」の各カラーの使い分け法
「タコ足シンカー」は、タコ釣りの実績カラー4色に加え、タコ釣りで人気の「アカキンゼブラ」を追加した5色がラインナップ。
私の経験で言いますと、光量が多い日中に効くのは、「ネオンイエロー」、「ネオンレッド」。
マヅメや深場に効くのは、「アカキンゼブラ」、「シルバーゼブラ」、「ブルピンゼブラ」。

左から「ネオンイエロー」、「ネオンレッド」、「アカキンゼブラ」、「シルバーゼブラ」、「ブルピンゼブラ」
ルアーのカラーローテーションに加え、オモリもカラーローテーションすることで、釣果を伸ばすことができます。
ただし「タコ足シンカー」には現状50号しかラインナップがありませんので、お近くのフィールドのルール等をご確認のうえ、ご使用ください。

プロトカラーでの釣果
「タコ足シンカー」が効くシチュエーションについて
「タコ足シンカー」は、明石エリアの浅場から深場まで色々とテストを繰り返しました。
基本的にはどんな状況にも広く対応しますが、特に仕掛けの存在を目立たせたい時に活躍します。
オモリ単体でもメタルジグのような形状、色ですので、かなりの存在感ですが、それにまとわりつくようにルアーが動くため、タコもかなり気になるのでしょうか….…サイズを選ばず、大型~小型までよ〜く釣れますので、ご安心を。
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「光略カスタムシンカー」の特徴
「光略カスタムシンカー」は、オーソドックスな小田原型のシンカーです。
シリーズに共通して備わっている、「カスタムスリット」と「バンパーアイ」で、カスタマイズ可能です。
シリーズ中最もカラーラインナップが豊富のため、お好みの色が見つかりやすいの特徴。
号数も25号、30号、40号、50号、60号、80号とカラーラインナップが豊富のため、お近くの海域あったモデルを選んでいただけます。
「光略カスタムシンカー」が効くシチュエーション
「光略カスタムシンカー」は、特にボトムをじっくりとていねいに探る時に多用するモデルです。
他の2つのオモリと比べて、高さがない分、大きく動かすには大きく持ち上げる必要がありますが、その分、ボトムすれすれにルアーを置くことができます。
そういうことから、食い渋り時や、障害物にルアーや仕掛けを軽く引っ掛けて誘う時には、この「光略カスタムシンカー」はハズせません。
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「光略カスタムシンカーSPEED(スピード)」の特徴
「光略カスタムシンカーSPEED(スピード)」は、水切れバツグンな縦長形状のシンカーです。
シリーズ随一の着底性能を誇り、深場や二枚潮にも臆せず投入できます。
カラーは4色のみですが、特化した個性派ぞろいです。
号数は20号、25号、30号、40号、50号と、こちらは軽めのウエイトを中心に広くラインナップしています。
「光略カスタムシンカースピード」が効くシチュエーション
「光略カスタムシンカースピード」は、深場や二枚潮はもちろん、近年大型化、高浮力化する大型タコルアーへ組み合わせる際、オススメのモデルです。
従来のエギベースではなく、プラグやソフトルアーの要素を取り入れたタコルアーが釣り場でも浸透してきています。
ルアーが大型化するにつれ、着底までに要する時間が長くなり、隣の釣り人とオマツリになるリスクも出てきます。
号数指定がある海域でも、着底性能に優れた「光略カスタムシンカースピード」を使用することで、トラブル減+手返しよく釣りをすることができます。
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