今回は、和歌山・日ノ岬沖の「落とし込み」を紹介。
落とし込みは、食物連鎖を利用した釣りで、ブリやメジロ、カンパチなどの青物や根魚、ヒラメなど、さまざまな魚が釣れるとあって人気の船釣りのひとつ。

ヒラスズキ

メジロ

オオモンハタ
今回は、そんな楽しい落とし込みのタックルや仕かけ、そして釣り方を紹介。
落とし込みってどんな釣り?
落とし込みとは、サビキ仕かけをベイト(小魚)の群れに落とし込み、ベイトを掛ける。
そして、そのベイトを食べようと集まってきたフィッシュイーター(大物)を釣る、言わば食物連鎖を利用した釣り。
ベイトはイワシやアジ、サバなどの小魚がメインとなる。最も食いがよいと言われているのはイワシだが、時期やエリアによってベイトの種類がかわる。
現在の中紀沖では、カタクチイワシや小サバが半々程度の状況。
食いもよいイワシやサバは、釣果も期待できる優れたベイトなので、さまざまな大物が期待できるぞ!
ブルブルと震える感触があれば、ベイトが掛かった合図。ベイトを掛けていくのがこの釣りの醍醐味でとても面白い。
タックル&仕かけ
タックルはカウンター付きの小型電動リール、竿は73調子の軟らかい胴調子の竿が食い込みがよいのでオススメ。
オモリは状況により使い分けるため、50号と70号を用意しておこう!
仕かけは、ベイトの付きと、強さを考えて、日ノ岬沖のエリアでは8号ハリスの仕かけを用意しておくのがよい。
釣り方
まずはベイトを掛ける
・仕かけを投入
・ベイトがいるタナまで仕かけを下ろす
・ベイトが掛からなければ、再度タナの上まで仕かけを上げる
・また落とす
これを繰り返す。
ベイトが付けば後は大物のアタリを待とう
・仕かけを底付近のタナに下ろしてアタリを待つ
アジは仕かけが落ちる速度が速い方が掛かりがよいので、サミングはしない。ベイトがイワシの場合はサミングしながら落としていくのがよい。
これからハイシーズンとなりベイトも増え、それをエサにするフィッシュイーターも多くなる。
ますます盛り上がること間違いナシの落とし込みに、ぜひ皆さんも挑戦してみてはいかがだろうか?