釣りをしていると、「外道が釣れた!」と言っているのを耳にします。確かに、釣りたい魚以外を外道と呼ぶのは分かります。
でも、魚だって好んで”外道”と呼ばれたい訳ではありません。
「№1にならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン~♪」
何て、流行った歌があるように、もしかすると気付いていないだけで、めちゃくちゃ美味しい外道もいるのではないのか!
ということで、「釣れた”外道”を食べてみた」と題して、つりそく編集者 松井が実際に”外道”と呼ばれる魚を食べてみました。
※外道とは、ターゲット以外に釣れた魚のことを言います
タマガシラ
タマガシラは、イトヨリダイ科タマガシラ属の魚で、浅場から水深200mと幅広い水深に生息している魚。
ですが、あまりまとまって獲れることはなく、市場に出回ることはほとんどありません。
カサゴのことを、関西ではガシラと呼びます。
この魚もガシラと名前が付いておりますが、ガシラとは全く別種になります。
今回釣れたのは、三重県紀北町。船釣りで、水深90mで釣れました。体長は最大でも20cmと小型の魚なので、持ち帰るのは少し恥ずかしかったですが、背に腹は代えられません!
いったい、どんな味がするのか…、実食です。
捌いている時に内臓の臭みは全くありませんし、何だかヨサゲな感じです。塩をしっかりと振ってしっかり焼いていきます。
身をほぐすと、美しい白身が見えました。焼いた香りもよく、何だか美味しそうな予感。
それでは、さっそく食べていきます。
気になる味は?
う、う~ん…、ザ・普通。
というよりも、身があまりまとまらなく、口当たりがあまりよくありません。不味くはないのですが、旨味もない。そんな感じでした。
ちなみに、妻にも食べてもらいましたが、同意見。
「タマガシラ」の味を評価
ということで、今回食べた、タマガシラの塩焼きの美味しさをこちらの表にしてみました。
旨味 | ★☆☆☆☆ |
身質のよさ | ★☆☆☆☆ |
臭み | ★☆☆☆☆ |
食べやすさ | ★★☆☆☆ |
総合評価 | ★☆☆☆☆ |
※★5つで満点
※★が多いほど、その評価が高くなる
今回のタマガシラは、総合評価で1でした。ちょっと厳しめに評価しております。
今回は塩焼きをしてみましたが、煮付けなど少し濃い目の味付けをすれば美味しくいただけると思うので、次回釣れた時は、煮付けに挑戦してみたいですね!
さて、今回はこの辺で! また次回もお楽しみにしてくださいね!