秋の小物釣りを楽しむ、泉南・西鳥取漁港でウキ釣り!

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

大阪・泉南 西鳥取漁港

秋たけなわで、波止釣りは大物、小物と、いろいろ狙える好期。そこで今回は、確実に釣れそうな小物釣りにした。

釣り場は、今年の6月に投げ釣りで、キスを釣った阪南市の西鳥取漁港。

堤防先端の様子

漁港波止の外側のテトラ帯が、いかにも何か釣れそうだったので、秋に1度竿を出そうと思い、10月21日(大潮)に釣行。

昼前に着くと、波止先端に投げ釣りの人が2人だけ。この人たちはおそらくカレイ狙いだろう。

ここは波止の付け根から先端にかけての外側は、海底が見えそうなほどの浅場だが、駐車場(プレジャーボートの関係者専用)前から左の曲がり角付近にかけては、深くなっているため、ここが狙い場だ。

テトラからの釣りになるので、足場のよさそうなテトラを選んで竿を出す。

小物釣りの仕かけ

竿は渓流竿の6.3m、道糸1.5号、ハリス1号、オモリG5かサルカン(小)、針はグレ針5号、ウキは自作の発砲ウキG5(ウキの足はステン棒の1.2mm)。

マキエはオキアミ3kg(粗潰し)にマルキユーのグレパワーV9を1袋、サシエはくわせオキアミスーパーハードS。

渓流竿でのウキ釣りは、ウキがスーッと入るアタリと、魚を掛けてからの引きが実に楽しい。

エサ取りが多いと思っていたが

ウキ下矢引きで、マキエを打つこと約30分。ここはフグが多い所なのだが、どういう訳かエサが取られない。

ウキがスーッと入ったので合わせると、心地よい引きで上がってきたのは、チヌの20cm。

その後、小アタリはあるが、なかなか針に掛からない。

そのうち針に掛かったのは小アジ。仕かけが馴染んで、しばらくすると、15cmあるかないかのアジがウキにアタりだし、数尾小アジが入れ掛かった。

グレがこないかと、タナを少し深く(1ヒロに)すると、ウキがスーッと入ってグレ20cmがきた。

小アジのゲストが頻繁に

その後、また小アジがくる。

今日の小アジは仕かけが馴染んで、少し間を置いてからくるので、グレがいれば、先にエサを食ってもよいはずだが、グレは少ないのか。

その後、手の平に入るようなグレが4、5尾はきたが、小アジの方がうんとよかった。ほかにベラとフグが数尾きた。

場所を移動すると、そこへサヨリが

別の場所も探ってみようと、30mばかり北のテトラへ行ってみた。ここは少し浅くなっているので、なるべく前方を釣るようにマキエを打つ。

タナは浅く(半ヒロ)して20分もマキエをしていると、アタリがでて小アジが釣れた。小アジ専門に狙えば、おそらく入れ掛かりだろう。

マキエを続けていると、水面にポツポツと波紋が出るようになった。これはもしかするとと思い、小アタリを合わせると、やはりサヨリ。しかも型がよく、30cmはある。

タナをもう少し浅くするとアタリがよくでるようになったが、Sサイズのオキアミでも、大きすぎて、よく素針を引いた。

この場所でサヨリと小アジが10尾ずつ釣れた。サヨリは30cmにもなるとよく引くので、面白かった。

早めに納竿(15時頃)したが、手軽なウキ釣りでチヌ、グレ、サヨリ、ベラなどが釣れて、秋の小物釣りが楽しめた。

先端から見たテトラ帯

漁港の沖側の波止が釣り場だが、一帯にテトラが入っている。大きなテトラではないので、足場がよさそうな場所を選ぶとよい。

波止の付け根から先端にかけての外側は、海底が見えるほど浅いので、ポイント的には、波止の付け根付近から左の曲がり角にかけてがよい。

テトラ際は朝、夕の時合にエビ撒き釣りをすれば、メバル、ガシラ、チヌ、グレ、セイゴなどが釣れそう。

港内側の中ほどから先にかけては、サビキ釣りで小アジが釣れそう。

波止の外側一帯は、投げ釣りで落ちギスとカレイが狙える。

アクセス

 

 
ここは駐車スペースがないので、電車釣行の方がよい。南海本線の鳥取ノ荘駅下車で、海の方へ出て、漁港まで徒歩10数分で着く。

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