【あの絶品の味をもう1度!! 釣った中で1番美味しかった魚】真冬のドラゴンは食味も釣趣も至高レベル!!

海釣りをする釣り人は、キャッチ&イートの方も多いと思います。

なぜか、それは「美味しい魚が多いから」ではないでしょうか。

アジやサバ、イワシなどのビギナーにもお手軽なターゲットから、マダイや青物、根魚などの大物まで、「どれが美味しい?」と質問すれば、その答えは千差万別。いろんな魚種が挙がるハズですね。

先日、編集部でもそんな話題が上がりました。

「今まで釣った魚の中で美味しかった魚は何?」と。

そこで、今回は自身の今まで釣った美味しかった魚について紹介します。

今は狙えない!? イワシ泳がせで狙う真冬のドラゴン

記者が釣った魚で印象に残る美味さだったのが、「タチウオ」です。

ただのタチウオではありません、身が分厚い脂が乗ったでっかいタチウオ。そう、「ドラゴン」クラスのタチウオです!!

そして、このタチウオの写真を見て、「おやっ?」と思う人もいるかもしれません。

口元に掛かっているトレブルフック、そうテンヤで釣ったタチウオではないんです。

このタチウオは、三重県鳥羽沖で釣ったもの。ヒラメなどのノマセ釣りで使う生きたマイワシを使用して、天ビン仕かけで狙う真冬の大型タチウオです。

その魅力は何と言っても、釣れるタチウオのデカさ。

記者が通った頃は、釣れればメーター級確定。アベレージ110cmオーバーの型揃いで、1人で120cmオーバーのドラゴンが何尾も釣れて、クーラーに入りきらない日も何度かありました。

タチウオの目を見てください。500円玉ぐらいはありそうな感じ。とにかくデカいんです!!

記者が過去に釣った最大のタチウオも、テンヤが全盛の大阪湾ではなく、この天ビンでの鳥羽沖。132cmでしたが、今もその時の、強烈な引き、釣り上げて見た時のイカツさ、食べる時の身の厚み、脂の乗り、その味が思い出されます。

残念ながら、鳥羽沖の生きイワシを泳がせた天ビン仕かけの釣り、10年近く前から狙って釣れるほどの釣果が上がらなくなり、現在は真冬の生きエサを使用した釣りはヒラメがメインで、シーズン自体がなくなった感じです。

今も例年、秋シーズンには切り身エサやジギングなどで釣れていますが、どちらかと言えば数釣りのイメージ。

鳥羽周辺の船長に毎年「冬のタチウオは気配ありそうですか?」とリサーチはしますが、「あの頃はヒラメとかを狙っていたら、イワシがスパッと切られたり、掛かったりし始めたから大型タチウオ狙いに切り替えたけど、今はたまに釣れても、メインに狙うほどの気配はない」と、ここ数年は同じ答え。

秋に伊勢湾口付近で釣れているので、真冬にもと思いますが、群れが異なるんでしょうかね。

 

身の厚み、脂の乗り、旨味が絶品!!

そんなドラゴン、釣る時ももちろん、楽しいですが、持ち帰ってからは食べるのが楽しみ。

見てください、この身の厚み。

大阪湾ではドラゴン未満のサイズでも、よく肥えたタチウオを「デブゴン」と呼びますが、どれもデブゴン以上で、ボリューム満点!!

定番の刺し身や塩焼きはもちろん、鍋にもしちゃいました。

そして、1尾の重量は量っていませんが、残った頭を秤に乗せてみると↓

頭だけで340g!! 身が付いていれば、間違いなくキロクラスでしょう!!

 

鳥羽のイワシエサのドラゴン狙いは、まだ今のところ今年も気配はないようですが、大阪湾や東京湾ではテンヤなどで大型タチウオが絶好のシーズンです。

ベイトをたくさん食べてボッテリとした冬のドラゴンは、鳥羽沖に限らず美味しいターゲットのひとつ。皆さんも、美味な真冬のドラゴンを狙って、ぜひ船タチウオ釣りに出掛けてみてください。

「あ~、でももう1度だけ、あの絶品のドラゴンを食べたい…」と、鳥羽沖のドラゴン復活を毎年願う筆者です。

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