【船テンヤタチウオの名手たちの競演】大阪湾タチウオKINGバトル2021決勝戦Report

11月14日、今年は例年より1ヶ月前倒しで開催された、大阪湾タチウオKINGバトルの決勝戦が行われた。

総参加数1000人超の頂点を決めるべく、名手たちが泉佐野食品コンビナートの上丸へ集合。

今年は、サバフグの被害が酷いこともあり、時間を早め、5時過ぎに出船して一路洲本沖へ。

朝からバチバチの好反応

最初の水深は80~90mライン。少し浮いた50mラインや70mラインに、赤い帯になるほど濃い反応が出る。

かなり活性が高いようで、各選手がハイペースで釣り上げていく。

 

エサは、エサ持ちを重視してサンマを使用する人が多いようだ。

サンマを使う人が多かったが中にはさらにエサ持ちを重視してコノシロを使う人も

 

ハッキリと反応が出ているため、誘いは大きく速くと言うよりは。テンポ重視で、細かく速く誘って即掛けの釣りをしている人が、好調に釣り上げていた。

 

サバフグの活性も上昇

時間が経つに連れ、サバフグの活性が上がってきたようで、テンヤを追いかけてくる姿が見えたり、ラインが20、30mで止まることもチラホラ。

こうなってくると、いかにサバフグをかわすかということも、上位に入賞するためには必要。

前半が終わった頃、よい人は30~40尾前後を釣り上げている。

 

後半戦は由良沖へ

後半戦はポイントを変更して、由良沖へと移動する。大阪湾の中でも潮流が速いエリアで、この日も流し始めは2ノットの激流。

そのため、オマツリさせないことも技術のひとつとして求められる。

水深は100m超のポイントがほとんど。反応も先ほどまでと打ってかわり、浮いた層にはあまり映らなくなった。

 

サバフグの活性も高いため、船長も少しずつ流しかえ、サバフグにマークされないように注意して流している。

前半戦、数を伸ばした、即掛けの釣りは鳴りを潜め、丁寧な釣りを心掛けている人が数を伸ばす。

大型も姿を見せて十分期待できる。

12時に納竿し、帰港する。正直、誰が勝ったのか分からないほどの、接戦。

港に着くと、桟橋で検量開始。今年から、検量方法を変更し、釣り人自身で数える方式に。30尾を超えると、1人、また1人と脱落していく。

 

最終的に表彰台に上がる3人まで絞られ、大塚香奈さんが3位。優勝準優勝は長寸差で2位が吉田浩平氏。優勝は昨年に引き続き、中山武嘉氏。

史上初の大会連覇&2回目の優勝に会場は大興奮。大阪湾タチウオKINGバトル、来年は一体どんなドラマが待っているのだろうか。

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