【船テンヤタチウオ名手の輪】名手こだわりのタックル紹介! スタイルに合わせたタックル選択

寄稿:多田正人

多田正人(ただ まさと) プロフィール

がまかつフィールドテスター。テンヤタチウオをはじめ、さまざまな船釣り、磯釣りなどをたしなむマルチアングラー。大阪湾タチウオKINGバトル2017ファイナリスト、2018、2019、2021セミファイナリストの実力派。

皆さんこんにちは。がまかつ船フィールドテスターのま~君です。

今回は、僕が今よく使っている道具について、紹介します。

ロッドは掛けアワセ、乗せアワセの2タイプ

ロッドは、がま船タチウオテンヤSRTiです。

このロッドには、状況に合わせて使い分けができる、掛けアワセ、乗せアワセの2タイプがあります。

共通するスペックは船べりから海面に向けると、ちょうど竿先が海面に着く位の長さ(船によりますが)。

全長1.75mに設定で、自重120gという軽さで、持ち重りのない軽量感と抜群の操作性

がまかつ新開発の高感度βチタン素材を0.7mmと極限まで削りだしたテクノチタントップソリッドⅡを穂先に搭載しています。

金属で強い一方で、細いので柔軟性もあり、感度に優れています。

スーパートップを採用した上に金属穂先ということで、巻き込みで竿を折るトラブルも起きにくいです。

それぞれの竿の特徴

まず、掛けアワセの竿は、感度とパワーを兼ね備えた攻め調子の竿で、積極的にテンヤを動かしてアタリをだし、でたアタリを素早く即掛けしたりする釣法に適していると思います。

次に乗せアワセの竿は、掛けアワセに比べてテクノチタントップの穂先部分が0.1mm細い設定になっています。

ビシバシとテンヤを動かして釣る「掛けアワセ」に対して、しなやかに緩やかにテンヤを動かして、タチウオに違和感なく食い込ませ掛けることができる竿になっています。

この0.1mmの違いでまずエサを咥えたタチウオに対する違和感が断然減り、もたれアタリや居食い、食い上げアタリなどに絶大な効力を発揮します。

どちらの竿も、不意な大型タチウオの強烈な突っ込みにも十分耐えられるバットパワーがある竿に仕上がっています。

「下餌式」の特徴的な、がまかつのテンヤ

次にテンヤですが、がまかつのテンヤは各メーカーから発売されているテンヤと大きく違います。何が違うかというと「下餌式」です。

従来のテンヤは針の上の部分にエサを着けるのですが、がまかつテンヤは針の下の部分にエサをセットし、誘いをかけると下からアタックしてくるタチウオに針を見せない。

針軸を噛ませにくくし違和感なく食わせて、掛けます。

ヘッドは、水抵抗を極限まで減らすように計算された薄型コンパクト形状になっているので、落下速度も速く、引き抵抗も少ないので軽いです。

今大阪湾で猛威を振るうサバフグ対策にもなるかも?などの利点も。

テンヤも掛けアワセと乗せアワセの2タイプ

タイプとしては2種類あって、従来のテンヤの大きさで、アタリがあると積極的に掛けて取る「掛けアワセ」

がまかつの船タチウオテンヤ「掛けアワセ」

これから産卵前の激渋や極寒の時期、テンヤのシルエットが大きいと全くアタリがでないなど、タチウオが警戒し食い渋る時にエサの頭部分を落としてテンヤにセット。

シルエットを小さくして、完全に食い込ませる釣りに有効な「乗せアワセ」があります。

がまかつの船テンヤタチウオ「乗せアワセ」

各カラーは5色。これから寒の時期には、あまり光らないステルスレッドなどが経験上オススメです。以上、僕が使っている道具です。参考にしてみてください。

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