出場者や裏方の大会にかける思い、プロ意識に感動【大阪湾タチウオKINGバトルの裏側】

寄稿:トモチン

トモチン プロフィール

自称「シンガーソングライダー」歌って走れるアーティスト。 飲料メーカー「サンガリア」でおなじみの歌「イチ、ニ~、サンガリア♪」のサウンドロゴを歌う(2003年~)。 地上波バイクTV「Like a wind」MCとしてレギュラー出演中。 週刊釣場速報にて「トモチンのおさかな珍喜劇」を執筆中。

大阪湾タチウオKINGバトルファイナルの裏側を紹介

年齢も性別も超え、1人の「釣り人」として、熱く燃え上がるバトル。

大阪湾タチウオKINGバトル2021のファイナルに参加してきました! とは言え、私の実力では、予選落ちは確実。

出場者ではなく、MCとして乗船

光栄にも、今年もMCとしての参加でした。

私がタックルを持たずに船に乗るのは、唯一この日だけである。

しかし、タックルを持たないからこそ、見える景色があるのだ。

決勝の舞台は、泉佐野にある「上丸」。

AM3時半。

ハーレーに乗って到着。

愛車のハーレーと「上丸」との2ショット

出船前はピリピリとした雰囲気

参加者はもちろん、主催者、スタッフと皆の顔に緊張感が。

1分でも早く出港できるよう、メインMCの伊丹章氏が、スムーズに進行を進める。

上丸と言えば、イワシ使い放題なのだが、当日は、全員がエサを持参。

まず、そこに驚いた。

次の驚きは、誘いの引き出しの数はもちろん、タックルの数である。

中には、1人3タックル、4タックルと持参されていた。

お金にすると~…っと、野暮な考えは止めとこう。

メインMCの伊丹章氏とトモチン

ポイントに到着し、スタート!

開始早々、ウィーン、ウィーンと至る所で、電動リールの巻き上げ音が鳴り響く。

その音の密度は、いつもよりも高く、さすがファイナル。

釣り上げた時、タチウオを針から外し足元に。

片手で、仕かけを海に落としながら、もう片方の手で、タチウオをクーラーに入れるという動作が、両手で同時に行われるのだ。

時間短縮が1尾の釣果につながる。

私のように、トイレが近いと絶対に損だ。

天敵サバフグが襲い掛かる

恐れていたサバフグアタック、かわし方も皆さん対策されている。

だが、切られる時は切られる。

タングステンを3回連続で切られる場面を見た時、「優勝するには、腕と財力が必要なのか!?」と一瞬思ったが、決してそうではない。

フォールスピード重視で、全員がタングステンを使用しているのかと思いきや、鉛テンヤを使用されている方もいて安心した。

決勝の舞台を任された船長もプロだ

ファイナリストの凄さは一目瞭然であったが、船長のテクニック、思考にも、実は感動した。

ファイナリストそれぞれに、釣りパターンの得意、不得意があったりもする。

だからこそ、そのパターンが偏らないような船の流し方であったり、ポイントであったりと、常に船長は考えている。

移動の際、合図である「プッ」という汽笛を鳴らすタイミングも、不公平が出ないよう、敢えて状況を見ないようにしていると知った。

ほかにも、書き出せばキリがないのだが、ファイナルに立つ人、全てにプロ意識を感じた。

だからこそ、その場に立っているのだろう。

台本でも書くことができない、感動とドラマが詰まった結果となった。

初の女性上位入賞にも希望をいただいた。

「ビッグフィッシング」でおなじみの吉本美咲アナ(左)とトモチン(右)

皆さん、本当にいい顔をされていたのが印象的でした。

私もまた、ファイナルの舞台に立ちたい!

MCで♪

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