【船テンヤタチウオ名手の輪】寄せる力と食わせる力が大事! 東京湾のテンヤの当たりカラーは?

高槻 慧(たかつき さとし) プロフィール

小学生でバスフィッシングを始め、今では沖釣りにハマり、タチウオ、マルイカ、カワハギなど、東京湾を中心としたテクニカル系の釣り物を得意とするダイワフィールドスタッフ。「釣りは魚を釣ることじゃない、魚釣りを楽しむことだ」をモットーに釣りの楽しさを伝える若き名手。東京湾でのテンヤタチウオ釣りをけん引する名手の一人で、「ノンストップ・バイブレーション釣法」の開発者。2020大阪湾タチウオKINGバトルのセミファイナリスト・同2021のファイナリスト

テンヤタチウオにおいて、大切な要素の1つ「テンヤのカラー」について、皆さんはどんなこだわりがありますか。

大阪湾で、鉄板のカラーと言えばグロー系ですよね。

しかし東京湾では、散々試しているのですが、グロー系はあまり効果がないのです。

効果的なカラーは、イワシのようなナチュラル系、紫ゼブラのようなミックス系、赤金のようなゴールド系なのです。

エリアによって、効果的なカラーが違う

なぜ東京湾ではグロー系が効きにくいのか?

天ビンタチウオでも、針のチモトに夜光パイプを付けることがありますが、スレて賢くなってきているタチウオには、夜光パイプ付きだと見向きもされず、パイプを外すと釣れ出すということがよく起こります。

タチウオの反応はしっかり出ているけど、スレているタチウオの多い東京湾では、目立ちすぎるカラーは警戒されてしまうのかもしれません。

ただ、だからと言ってイワシのようなナチュラル系一択かと言うと、そうでもない。

大事なのは「寄せる力」と「食わせる力」

ほかの人より、先に釣るためには、ある程度の寄せる力がないといけないので、重要なのは「寄せる力と食わせる力のバランス」だなと感じています。

そこで、濁りの中でもギラリと明滅して寄せられるけど、無発光だからナチュラルに食わせられるゴールド系や、ナチュラル系とグロー系がミックスされたテンヤがバランスがよく、安定の釣果に繋がりやすいのだと思います。

各メーカーからゴールド系やゼブラ系が発売されていますが、形は気に入っているけど、よいカラーがない…という時もありますよね。

売ってないなら自作すればよい

また、例えばゴールドと、ひと口に言ってもメッキやホログラム、ラメ、グリッターなど、さまざまな塗装があります。

まだまだ発展途上の東京湾だからこそ、マニアの間では、最近オリジナルカラー作成が流行しています。

私もその1人で、日々新しいカラーの試行錯誤を楽しんでいます。

マニキュアや缶スプレーだけでもよいですが、ちょっとしたこだわりで塗装もキレイになり、長持ちします。

自作カラーが当たりカラーになった時の嬉しさはひとしお!

東京湾に来る際は、ぜひ、いろいろなカラーを試していただければと思います。

 

好きなカラーに塗装してみよう

①ペイントリムーバーで既製品の塗装を落とす。

②鉛以外をテープでマスキングする。(ゼブラカラーを作る時にもマスキングテープは必須!)

③メタルプライマー→ホワイトのサーフェイサー→好きなカラーで塗装する。

④コーティングの前に色流れ防止にクリアを吹く。

⑤ウレタンでコーティングする。

これで完成です。

ぜひ試してみてください!

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