初めて行く釣り場は、どんな釣り場なのか、どこを狙えばよいのか、さらにはアクセスはどうしたらよいのか、などなど何かと不安なことが多いものです。
ここでは各地の堤防釣り場を、風景やポイントなどの写真をまじえて紹介します。
ぜひ釣行にお役立てください。
今回は、和歌山県和歌山市の最北端、大川漁港です。
和歌山・大川漁港
大川漁港は、和歌山県の北端、大阪府境近くにあるこじんまりとした釣り場。カギ型に曲がった1本の波止があるだけの漁港だ。

▲港内側から波止を見る
橋の下をくぐって波止に上がると、真っ直ぐに50mほど、そしてカギ型に左へ曲がって70~80mほどの波止になっており、内側は1段低い。

▲波止先端の内側
波止の外側は水面まで5mほどあるが、内側は水面まで近いので釣りやすい。

▲波止から港内側を望む

▲波止付け根の外側テトラ
波止は小さいが、潮の流れが複雑で、大潮時などは、かなり流れが速い時間帯がある。そのような所だけに、魚種は豊富。
挙げると、メジロ、ハマチ、シオなどの青物、ヒラメ、マダイ、チヌ、グレ、メバル、ガシラ、アジ、イワシ、サバ、タチウオなどが狙える。

▲波止内側のルアー釣りで40cm前後のシオが釣れていた

▲イワシのノマセ釣りで上がっていたチヌ
2021年度はアジが少なかったが、イワシがサビキ釣りでよく釣れていた。

▲港内のサビキ釣り風景

▲サビキで釣れたイワシ
そのイワシを追って、港内にまでフィッシュイーターが入ってきている。それらの魚を狙ってルアーマンが多いのも特長だ。

▲港内のルアー釣り
ここは波止の外側一帯が釣り場だが、特に曲がり角と波止先端が好ポイント。

▲好ポイントの波止の曲がり角付近

▲手前は港内側、向こうは波止先端
2021年度は9月に入って、半夜釣りでタチウオが釣れ始め、引き釣り、エサ釣りともに釣れていた。

▲夕まずめにタチウオ狙い

▲釣れていたタチウオ
例年秋は、漁港の波止と道沿いの護岸からエギングでアオリイカが狙えるので、イカ釣りファンも多い。
秋から冬にかけて、夕方から半夜のエビ撒き釣りでメバルが釣れる。サイズは大きくはないが、ガシラまじりで釣れるので、狙ってみる価値はありだ。
大阪方面からのアクセスは、旧国道26号の深日中央交差点を県道56号の岬加太港線に入り、多奈川、谷川と過ぎて、小島漁港のすぐ先が大川漁港。

▲大川漁港の入り口。大川港橋手前から左へ入る
県道56号の大川港橋の下が漁港となっている。

▲大川港橋の欄干

▲港内から波止を見た風景
車の駐車は漁港前の川村釣具店(600円)か、そのすぐ先の大川茶屋の駐車場へ。
橋の下を潜って波止に行く。

▲大川港橋下をくぐって波止へ行く

▲この階段を上がって波止へ。港内側は左から入る
堤防釣りは誰でも手軽に楽しめるレジャーですが、釣り人のマナーによっては釣り場が閉鎖されたりする所もあります。
いつまでも釣りが楽しめるように、釣り場の環境を守り、ゴミは必ず各自で持ち帰るようにしましょう。
また、自分の安全のため、釣行時には必ずライフジャケットを着用しましょう。
※この記事は2021年9月現在のものです。
釣り可能なエリア、駐車スペースなどは変更になる場合がありますので、釣行時はご注意ください。